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中日の立浪監督が語る「根尾昂の起用法」と「高橋宏斗の“山本由伸フォームコピー騒動”の顛末」
最下位からの逆襲を狙う中日・立浪和義監督(53)の独占インタビュー第2弾。WBCの日本代表に選ばれている高橋宏斗(20)がオフに“越境合同自主トレ”をしたオリックスの山本由伸(24)のフォームをコピーしてきて首脳陣を困惑させた騒動、そして今季から本格的に先発転向に取り組ませている根尾昂(22)についての考えを聞いた。
「山本選手にも迷惑がかかることになる」
――就任以来、長髪、茶髪、ヒゲの禁止など「妥協しない厳しさ」を打ち出しましたね。Z世代と呼ばれる選手への指導や接し方は難しくないですか?
「Z世代って何ですか?(笑)。確かに、その世代は、怒られたり、殴られたりしていないから弱い。弱いんだけど自分のものは持っているんです。扱いは難しいですが、気を使ってはいません。僕は『いいものはいい』『悪いものは悪い』と方針を出した方がいいと考えているんです。だから自分の考えは遠慮などせずにハッキリと言いますよ」
Z世代への対応の難しさを象徴する騒動がキャンプ3日目に起きた。昨季6勝7敗、防御率2.47の成績を残し、WBCの日本代表にチームでただ一人選ばれた将来のエース候補、高橋宏がオフの間“越境合同自主トレ”に参加していたオリックスの“7冠”山本由伸をコピーしたような投球フォームに変わっていたのだ。左足をほとんど上げずにステップの沈み込みも少なく、大きなタメを作らないまま体を縦に使う投法。ヤリ投げをトレーニングに取り入れる山本由伸投法と言っていい。ブルペンにいて驚いた立浪監督は、それを見過ごさずに「元に戻しなさい」と命じたのである。
――高橋宏の“山本由伸フォームコピー騒動”の際には、立浪監督は、ハッキリと指針を示しましたね。
「高橋から山本選手にも連絡させました。山本選手にも迷惑がかかることなんでね。山本選手も“投球フォームは教えていない。自分を真似していただけ”ということらしいんです。今の選手は、すぐにいい選手のところへいきたがりますよね。自分に、ちゃんとしたものがあって、そこにプラスアルファというのであればいいんです。自分のものができてから、さらに上を目指すためのアドバイスならわかるんですが…。そもそも、山本選手とは(投球スタイルも体型も)違うわけですからね」
――今回の問題に賛否はありますが、私も監督と同じ意見です。自分で何がプラスなのかの取捨選択ができる段階になってから取り入れるべきで、プロ野球選手は、いくら個人事業主といえども、目標はチームの勝利であり、そこにはチーム方針があります。
「調子に乗っているとまでは言いませんが、もう少し考えて行動して欲しいですね。確かに高橋は皆さんに可能性を感じ取ってもらった投手で、WBCの日本代表にも選んでもらいました。でも、まだ6勝しかしていない投手です。しかも10日、12日と間隔を空けて使っています。中6日のローテーで回るようになって、それを3年続けてからでしょう?」
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https://news.yahoo.co.jp/articles/531fd8b1cc366427e468ceac7d54886a1b11f558