【羽田真代】スラムダンク人気とキムチ・ハングル論争、日本から中国に移った韓国の「恨」

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【羽田真代】スラムダンク人気とキムチ・ハングル論争、日本から中国に移った韓国の「恨」

1: 仮面ウニダー ★ 2023/02/18(土) 08:01:52.66 ID:LG1HBZ47
かつて見下していた中国に様々な「圧」をかけられ始めた韓国

(羽田 真代:在韓ビジネスライター)

 韓国の反日感情が鈍化する中、最近は韓国人の中国嫌いが加速している。

 日本製品不買運動は落ち着き、ノービザ渡航が開始されてからは韓国人旅行客が毎日のように日本に押し寄せている。韓国で公開された映画「THE FIRST SLAM DUNK」も大ヒット上映中。あまりのヒットに、韓国・釜山にはスラムダンクの聖地までできた。江ノ電の踏切のシーンに似た写真が撮れるそうだ。

 韓国人の「恨(ハン)」感情は、日本から中国へ移ったようである。

 中国に対する「恨」は、数年前に勃発した「キムチ論争」から始まったように思う。それまで韓国人は中国人のことを「うるさい」「汚い」などと言って見下すことが多かったが、恨むという感情まではなかった。

「キムチ論争」とは、韓国の誇るキムチに対して、「キムチの起源は中国だ」と中国が主張し、韓国と対立していることを指す。

 キムチの起源は「祖(ソ)」と呼ばれる中国の胡瓜の塩漬けだと言われているから、中国側の主張もあながち間違いではない。韓国のキムチ文化は、紀元前3~2世紀頃、朝鮮半島に逃げ込んだ中国人が祖を伝えたところから始まっている。

 なお、キムチに使われる唐辛子は1592年に朝鮮半島に出征した豊臣秀吉が伝えられたと言われている。韓国の誇るキムチは、中国と日本の影響がなければ誕生していなかったかもしれない。

ー中略ー

バレンタインやハロウィンも韓国が起源?

 対日感情はというと、文在寅(ムン・ジェイン)政権下で反日に沸いていた韓国ではあったが、最近はガラリと雰囲気が変わった。冒頭でもご紹介した通り、ノービザ渡航が開始されてから、日本に韓国人旅行客が連日押し寄せている。都市部や観光地に行けば、あちらこちらで韓国語が聞こえてくるようになった。

 日本に対する当たりが弱まっていることもあってか、とあるインターネット番組に出演した韓国の有名アイドルグループ「スーパージュニア」の金希澈(キム・ヒチョル)も、「(日本製品不買)運動の真っ只中だった時、クソくらえと言ったんだけど」などと発言するまでになった。

 もちろん、彼の言葉を聞いた司会者は慌てて発言を遮ろうとしたり、マイクをオフにしたりとスタジオは騒然としたし、視聴者からは批判の声も上がった。だが、「よくぞ言ってくれた」と彼の勇気ある発言を称賛する声が多かったのも事実だ。これが不買運動真っ只中であれば、彼は国民から袋叩きにあっただろう。

 しばらく韓国と中国の間にある様々な論争は止みそうもない。正しい起源がどうであれ、韓国は「やられる側」になったのだ。

 だが、韓国も日本の桜、寿司、剣道など、言い出せばきりがないほどのものを「韓国が起源だ」と主張している。驚くことに、最近はバレンタインやハロウィンまで韓国が起源だと主張する人がいる。

 今回、「キムチは中国が起源だ」「世界最長の橋を建設したのは中国だ」と中国に言われたことで、起源を横取りされる気持ちも分かったのではないか。その結果、自分達の行いを見つめ直してくれればなお良いのだが。

(略)

JBpress 2023.2.18(土)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/74012


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