あわせて読みたい
WBCがサッカーW杯のようになれない残念な事情!MLB球団オーナーが全面協力を渋り選手の辞退も
しかしワールドカップとWBCは、そのスケールもビジネスモデルも、まったく異なるイベントだ。歴史的背景も、マーケットもまったく異なっている。この違いを俯瞰的に見ていこう。
■サッカーワールドカップとWBCの根本的違い
まずワールドカップの主催者はFIFA(国際サッカー連盟)だ。本部はスイスのチューリッヒにあり211もの国内競技連盟が加盟している。中にはイギリスのように、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドと4つの連盟がそれぞれ加盟しているケースもあり、国際連合の加盟国193よりも多い。
FIFAは、プロ、アマを問わず、また男子、女子を問わずすべてのサッカークラブ、リーグ、連盟の上に君臨している最高機関だ。ワールドカップは、そのFIFAが主催する最高の国際大会だ。大会の規模は、IOCが主催する夏冬のオリンピックに匹敵する。
サッカー選手は、世界各国のクラブに所属し、日々リーグ戦やトーナメント戦を戦っているが、ワールドカップに出場して活躍することは、至高の目標であり、これに比肩する栄誉は存在しない。
サッカーは多くの国でプロリーグが行われている。アメリカや日本などを除く多くの国で「最も人気のあるプロスポーツ」であり、各国のトップリーグの主力選手は多くの国ではスターになっている。
これに対しWBCの主催者はMLBとMLB選手会だ。MLBはアメリカ、カナダで行われている「メジャーリーグベースボール」を主催、運営する団体であり、MLB選手会はその選手が加盟する団体だ。つまり「アメリカのプロ野球リーグが、世界大会を主催、運営している」ということになる。サッカーでいえばイギリスのプレミアリーグやドイツのブンデスリーガがワールドカップを主催しているようなものだ。
※続きは以下ソースをご確認下さい
2/12(日) 8:31配信
東洋経済オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/de0f698eb179cb31da7cda9bb96d03970ae8c196