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【ChatGPT】「ChatGPTの影響力が今後高まる」 「日本円は長期的に強い」…韓国ウォンは?
BIによるとChatGPT「両通貨とも長所と短所があり、今後両方とも上位圏に入ることができない可能性もある」と付け加えた。
ChatGPTは「ドルは過去100年のうちほとんどを支配的な国際通貨地位を享受した」とし「価値の貯蔵、交換の媒介、預金の単位として広く使われ受け入れられている」と評価した。
続いて「特に、国際貿易におけるドルの広範な使用は世界の舞台でかなりの影響力を示す」としつつ、「ただし、近年、ドルの支配力は減り、ユーロや人民元などの他の通貨の国際取引活用の増大努力があった」と 振り返った。
人民元についてはここ数年間、中国が世界経済で占める役割を増やしており、国際貿易と投資でさらに広く活用されていると分析した。
チャットGPTは「結論として、今後どの通貨が支配的であるかを予測することは不確実だが、世界は一つの支配通貨ではなく、複数の通貨が重要な役割を果たす、より多極化された通貨体制に転換される可能性が大きい」と予測したという。
BI紙はChatGPTの知識ベースが2021年までしか無いため、それ以降に起こったロシアのSWIFT追放や、中国による中東諸国への人民元決済圧力などが加味されれば、さらにドルの優位性が失われる可能性があると伝えている。
一方、本紙編集部が13日、ChatGPTで日本円と韓国ウォンについて、国際通貨市場における今後の存在感について質問したところ、以下のような返答があった。
日本円の今後についてChatGPTは「予想することは困難ですが、日本円の存在感は将来変わるかもしれません」としつつ、「ただし、日本円は長期的には強い通貨と見られています。日本は世界有数の経済大国であり、国内外からの需要も高いため、日本円は今後も重要な通貨となる可能性があります」などと答えた。
ただし「最終的には、多様な因子が交差することから、日本円の存在感は将来変化する可能性があります。投資家は常に市場情勢を注視し、適切な決定を行うことが重要です」と付け加えている。
一方で韓国ウォンについて同じように質問したところChatGPTは「韓国はアジアで成長する経済大国であり、韓国ウォンは韓国経済の持続的な成長によって強くなる可能性があります」などと肯定的な評価を返した。ただし、日本円に対して評価したような「長期的な強い通貨」という文言は見られなかった。
以上 コリアエコノミクス編集部 2023年2月13日
https://korea-economics.jp/posts/23021309/
本紙がChatGPTにした質問と返答
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