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【アメリカ領土】ロシア強硬派が「アラスカ奪還」主張で米ロ間に新たな火種
<ロシアがウクライナ侵略で非難されるなら、ロシアからアメリカが「奪った」アラスカも取り戻せ、という論理が浮上>
ロシアはアメリカからアラスカを取り戻すべきだ、とロシアの有識者が国営放送で主張した。
デイリー・ビースト紙のコラムニスト、ジュリア・デイビスが運営するYouTubeチャンネル「ロシアン・メディア・モニター」は2月10日、ロシアの国営ニュースチャンネル「ロシア1」の動画を掲載した。そのなかで、ロシアの中東研究所のエフゲニー・サタノフスキー所長はナポレオン戦争後に欧州で開かれたウィーン会議についてこう語っている。
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「ウィーン会議(1814~15年)はポーランドがロシア帝国に属することを認めた。フィンランドがロシア帝国に属することも認めた。私は(ソ連・東欧社会主義体制の崩壊に道を開いた)1975年のヘルシンキ宣言で確認された国境線ではなく、少なくともウィーン会議当時の国境線に戻るべきだという意見に同意する」
アメリカ議会図書館によると、アメリカがロシアからアラスカを720万ドルで購入したのは1867年だ。
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「ロシアとの条約は、ウィリアム・シュワード国務長官とエドゥアール・ド・ストエクル駐米ロシア公使の交渉で締結され、署名された。何の役にも立たない土地を買ったとアラスカ購入を批判する人々は、この売買を『シュワードの愚行』と呼んだ」
ワシントンポストによると、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、2014年に国民との対話で、アメリカからアラスカを取り戻すことはできないかと質問された。プーチンは「なぜアラスカが必要だと思うのか」と聞き返し、ロシア国民はアメリカの州について「騒ぎたてるべきではない」と述べた。
(略)
2023年2月13日(月)18時14分
Newsweek
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/02/ni-7.php