あわせて読みたい
【韓国報道】北朝鮮、2万6000人のコロナ検査で感染者ゼロの秘訣
世界保健機関(WHO)が11日に公開した「新型コロナ週間状況報告書」によると、先月23-29日に北朝鮮住民751人が新型コロナ検査を受けたところ全員が陰性だったと、北朝鮮保健省が報告したという。
また、新型コロナ感染者はいないが、「新規検査者のうち139人はインフルエンザと似た疾患や重症急性呼吸器症候群(SARS)の患者だった」というのが北朝鮮側の主張だ。
北朝鮮は現在、住民を対象に逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)方式の新型コロナ検査を10日間隔で2回実施している。現在まで約2万6000人(検体5万1698個)が新型コロナ診断検査を受けたが、感染者は依然として「0人」だ。
こうした中、北朝鮮でも新型コロナワクチン導入についての悩みが深まっている。当初、北朝鮮は新型コロナワクチン国際共同購入プロジェクト「COVAXファシリティー」を通じてアストラゼネカ(AZ)ワクチン199万2000回分のうち今月までに170万4000回分を受ける予定だった。
しかしAZワクチンを委託生産中のインドで最近、新型コロナ感染者が一日40万人台まで急増したため、当局は「ワクチン輸出一時禁止」措置を取った。この余波で北朝鮮へのAZワクチン供給も遅れている。GAVI(ワクチンと予防接種のための世界同盟)は北朝鮮への新型コロナワクチン供給が今年下半期に可能と予測している。
北朝鮮は最近、国営メディアで、一部のワクチンの副作用に言及しながら「ワクチン万能論」を批判した。
一方、北朝鮮は新型コロナ事態の長期化に対応して防疫を強調している。マスク着用をはじめ、徹底的な消毒、社会的距離など防疫守則に対する緊張を連日促している。
以前まで北朝鮮の大規模な行事では、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が出席する行事の場合、誰もマスクを着用しないのが慣例だった。同じ行事でも金委員長が出席しない場合は全員がマスクを着用してきた。しかし6日に報道された写真では金委員長など指導部を除いたすべての出席者がマスクを着用していた。
北朝鮮は新型コロナ防疫として封鎖に焦点を合わせている。昨年1月末、中国発新型コロナ流入を防ぐため中朝国境の住民の往来と外国人の入国を原則的に遮断し、中国・ロシアを行き来する航空便の運航および国際列車の運行も中断した。
ヤフーニュース(中央日報)
https://news.yahoo.co.jp/articles/84ce3f1f2f548d9f8f1f0c059b8837dd789a1459