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8回目の世界王者目指すレアル・マドリー、ヴィニシウスらのゴールでアル・アハリに4発勝利!クラブW杯決勝に進出
クラブの世界一決定戦、優勝の本命である欧州チャンピオンズリーグ王者レアル・アドリーがいよいよ登場。ただしスペインの巨人は、極度の過密日程で満身創痍だ。メンディ、ルーカス・バスケスに加えて前線の柱ベンゼマ、DFラインの柱ミリトン、絶対的守護神クルトワがいないほか、さらにアセンシオまで負傷。アンチェロッティ監督はGKルニン、DFナチョ、リュディガー、アラバ、カマヴィンガ、MFモドリッチ、チュアメニ、クロース、FWバルベルデ、ロドリゴ、ヴィニシウスをスタメンで起用している。
試合は予想された通りにレアル・マドリーがボールを保持して、アル・アハリが堅守速攻からチャンスを狙う展開。立ち上がりは両チームともに消極的な姿勢だったが、リュディガーがヘディングシュートでゴールを予感させると、アル・アハリもGKルニンの好セーブを引き出す攻撃を見せるなど、徐々にプレーに熱がこもっていった。
レアル・マドリーは31分、ロドリゴがペナルティーエリア内左に侵入してループシュートでゴールをうかがったが、これは左ポストに当たってゴールならず。その直後にはエル・シャハトがドリブルでカマヴィンガをかわしてシュートまで持ち込んだものの、ルニンが好セーブを見せている。
そして42分、ついにスコアが動く。先制したのはレアル・マドリー。アンチェロッティ監督はハイプレスを仕掛けるよう指示し続けていたが、それが実を結んだ。前線でマンスールが処理し切れなかったボールをヴィニシウスが奪い、そのままペナルティーエリア内に入り込むと、詰めてきたGKエル=シェナウィを眼前に冷静なループシュートでネットを揺らした。ヴィニシウスはこれがレアル・マドリーでの通算50点目。
1点リードして試合を折り返したレアル・マドリーは、後半開始から1分後に加点する。モドリッチのスルーパスからペナルティーエリア内に侵入したロドリゴのシュートをエル=シェナウィが弾くと、全速力でエリア内に走り込んでこぼれ球を拾ったバルベルデが、相手DFを一人かわしてからボールを枠内に押し込んだ。
レアル・マドリーはさらに57分、ドリブルを仕掛けたヴィニシウスがペナルティーエリア内で倒される。アル・アハリDFの足はボールに触れずヴィニシウスにかかっていたが、VAR介入後も主審はPKを取らず。反対に63分、今度はレアル・マドリーのエリア内で、カマヴィンガが エル・シャハトを倒したことでアル・アハリのPKを指示した。アル・アハリはキッカーのアリ・マールルがきっちりとシュートを決め切り、1点差に詰め寄っている。
同点、逆転の可能性を見出したアル・アハリはここから勢いづき、ルニンのさらなる好セーブを引き出していく。対してアンチェロッティ監督は中盤に空気を送り込むためにクロースを下げてセバジョスを入れた。
85分にはヴィニシウスがペナルティーエリア内で足をひっかけられて、主審はVAR介入後に今度こそレアル・マドリーのPKを指示。しかしキッカーのモドリッチが放ったシュートは、エル=シェナウィに弾かれて再び点差を広げることはかなわなかった。苦戦するレアル・マドリーだったが92分、ペナルティーエリアでロドリゴとセバジョスがヒールパスでのパス交換を見せ、最後はロドリゴがシュートを決めて3点目。さらに98分にはヴィニシウスとの交代で出場したばかりの下部組織選手アリバスも左足のシュートでネットを揺らし、アル・アハリに引導を渡している。
通算8回目の世界王者の座を狙うレアル・マドリーは、11日に行われる決勝でフラメンゴ(ブラジル)を破ったアル・ヒラル(サウジアラビア)と対戦する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f73365f4987b1e1d4ccdecbc612947cda3b2bfc