あわせて読みたい
【朗報】筒香「日本に帰ったら今より好契約は貰えるがそれより僕はアメリカで挑戦したい」
「非常に有難いお話で、日本の球団からもオファーをいただいたのですが、僕の中ではアメリカで挑戦すると決めているので、日本でのプレーを第一に考える感覚はなかったです」
複数球団から日本復帰の誘いも届いたが、筒香嘉智が2023年に選んだのはレンジャーズとのマイナー契約だった。
「僕の中では小さい頃からアメリカで活躍することを目標、夢としてやってきたので、なんか、そこを簡単に諦めるとかいう感覚は全くない。周りの方々には『日本に帰ってきたら、もっといい契約があった』と言っていただいていますけど、そこではなくて。僕の中ではアメリカで挑戦し続けるという軸にズレはないですし、自分の中でベストの選択ですね」
渡米4年目を迎える今季は、招待選手としてスプリングトレーニングに臨む。メジャー契約を勝ち取るためのサバイバル。保証されているものは何一つない。思うような成績を残せていない3シーズンを含め、「苦労している」と見る向きもあるが、筒香自身の感覚は少し違う。
「日本と比べたら確かに環境は大変かもしれないけど、それがしんどいとか憂鬱だとか、そういう感覚はないんですよね。もちろん、アメリカで技術も心も変わった部分はありますし、色々と新たな発見もありました。焦りは全くないですし、この先どうなるかは分からない。こうありたいと思い描く未来から(逆算して)今を引っ張ってこられるように考えてやっています」
「人生における成功の定義なんてどこにもない。いっぱい失敗して、いっぱい学んで、また新たなものを作っていけばいいと思います。だから、失敗の種類は色々とありますけど、誰かに迷惑を掛けることを除けば、気にせずどんどん失敗した方がいいんじゃないかと思います。挑戦しないで失敗もしない。その怖さの方がよほど大きいですね」
日本では本塁打王、打点王にも輝いた男が、泥臭く歩み続ける目標達成の道。その挑み続ける姿から力強いメッセージを感じる人も多いはずだ。