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【米国】米軍がアラスカ上空で正体不明の飛行物体撃墜、残骸回収へ 1万2000メートル民間航空機の邪魔 自動車の大きさ
Jordan Fabian、Iain Marlow、Jenny Leonard
米アラスカ州の上空4万フィート(約1万2000メートル)を飛行していた物体を
米戦闘機が撃墜した。
国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官が10日、明らかにした。
バイデン大統領が国防総省に撃墜を命じたという。
約1週間前には、偵察用と疑われる中国の気球がサウスカロライナ州沖で撃墜されていた。
この未確認物体は自動車と同程度の大きさで操縦機能はなく、
「民間航空機の安全にとって十分な脅威をもたらす」と判断されたという。
実態はまだ判明していないが、
米本土上空を飛行しサウスカロライナ州沖で先週4日に撃墜された
中国の気球よりもはるかに小さかったと
カービー氏は説明した。
国防総省は氷上に落下した残骸を回収するため航空機とヘリコプターを出動させた。
物体はアラスカ州北東のカナダとの国境に近い北極海上空で撃ち落とされた。
物体が目撃されたのは前日夜で、バイデン大統領に報告された。
F-22戦闘機が物体を観察するために9日夜と10日に飛行。
その後、サウスカロライナ州沖での気球撃墜でも使われた
「サイドワインダー」ミサイルで撃ち落としたという。
米当局者によると、今回の飛行物体について中国への問い合わせは行っていない。
正体は不明でどこから飛ばされたのかも分かっていない。
中国のものだと示す証拠もないという。
2023年2月11日 4:44 JST 更新日時 2023年2月11日 8:56 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-02-10/RPVQBQT1UM0W01?srnd=cojp-v2
リンク先にカービー戦略広報調整官の動画