阪神　湯浅　WBC公式球を使ったブルペンで手ごたえ「めっちゃイイ」　伝家の宝刀・フォークの握りをWBC仕様に

3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場する阪神・湯浅京己投手（23）が10日、WBC公式球を使ったブルペン投球で日本のプロ野球とは異なるボールへの「順応」を感じさせた。

湯浅は9日、今季初の実戦形式となるシート打撃に登板。先頭の島田に投じた初球のストレートがいきなり155キロを計測するなど、順調な仕上がり具合を披露したが課題も残った。この日もWBC公式球を使用していた湯浅は打者4人と対戦し、被安打3。「やっぱりフォークが浮いたりしたので、バッターを立たせた場面で精度をもっと上げていきたい。明日からブルペンでしっかり感覚を確かめながらやっていきたい」と振り返っていた。

そして10日、湯浅はさっそく有言実行のブルペン入り。「フォークが浮いた」という前日の反省点を克服すべく試行錯誤。「握り変えてます」と宣言して投げたフォークに「めっちゃイイ！」と好感触のようすだった。練習後、「（握りを）少し浅くしました。日本のボールより大きい分、（同じように握ると）握りが深くなってしまっていたので。日本のボールと同じ感覚で投げられるように変えました。」と明かした湯浅。

過去にも様々な日本人投手が苦しんできた『ボールの違い』にも臨機応変に対応して見せた湯浅のWBCでの活躍が今から楽しみだ。