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【野心】中国のICBM発射台、数で米国上回る=米軍 米国防総省「2030年代までに歴史上初めて、敵対者として対峙することになる」
中国が保有する地上配備の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射台の数は米国を上回っている。
米軍が議会への報告で指摘した。
米戦略軍司令官が1月26日、
上下両院の軍事委員会に対し「中国の陸上配備の固定式と移動式ICBM発射台の数は米国の数を超えている」と報告した。
米国ではロシアや中国による核戦力増強への対応が急務になっている。
米軍のICBM施設があるモンタナ州の上空を中国の監視気球が飛行した最近の問題を含め、
米議員の間では中国にどのように対応すべきかについて議論が活発化している。
米当局者や外部専門家らによると、中国が地上に保有する発射施設の多くは空のサイロ(格納庫)で構成されている。
米戦略軍は議会に対し、地上配備のICBMの数とICBMに搭載する核弾頭の数では、米国が中国を上回っていると指摘した。
米当局者によると、米国が圧倒的な優位に立つ潜水艦発射ミサイルや長距離爆撃機については、戦略軍は今回の報告対象に含めていない。
共和党議員らは、中国のICBM発射台保有数はその野心の大きさを反映しているとみており、政府に対し核戦力を増強するよう迫っている。
下院軍事委のマイク・ロジャース委員長(共和、アラバマ州)は「中国は急速に米国と肩を並べようとしている」とした上で
「それを許容するわけにはいかない。この脅威に対応するため、いまこそ軍の態勢を整え能力を拡大しなければならない」と述べた。
ロジャーズ氏は米ロの核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」に基づく長距離兵器への制限が足かせとなり、
米国はロシアと中国に対抗するための軍備増強を阻害されているとの見解を示した。
新STARTは2026年に期限切れを迎える。中国は参加していない。
WSJ2/8(水) 8:37配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/933ca3c2205f1537add655434d21619f95b0c6a4
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