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元ソフトバンクドラ1・山下斐紹 戦力外通告から1カ月で名古屋にスポーツバーを開業 平田良介も来店してボトル入れる
「ソフトバンクでは開幕スタメン(2016年)、楽天でのプロ初本塁打(2018年)、中日では育成から支配下になって打ったホームラン(2022年)が思い出です」
3球団を渡り歩いたプロ野球人生をこう振り返るのは、山下斐紹(あやつぐ)。昨年、12年間のプロ生活に終止符を打った。2011年、習志野高校からソフトバンクに入団。楽天、中日でもプレーした。遠投115m、二塁送球1.74秒の強肩が持ち味だ。
「戦力外になってから1週間たっても、他球団からオファーの連絡がなく、焦りだしたとき、千葉県出身という縁で、元ロッテの伊与田一範さんに草野球に誘ってもらって。
そこでご一緒したのが、今回出店することになったビルのオーナーさんでした。現状を話したら、トントン拍子に話が進んでいったんです。まわりからは『引退前から動いていただろ』とからかわれました(笑)」
10月の戦力外通告から1カ月足らずの11月1日に「野球バー DIAMOND」を名古屋の栄にオープンした。
「居抜きだったので、内装をうまく活用して、自分のユニホームや、立浪和義さんなどのサインボールを壁に飾りました」
野球ファンだけで、カウンター7席は連日埋まるという。
「平田良介さんに来ていただき、ボトルも入れてもらいました。それから日本ハムのアリエル・マルティネスも。シーズン中は、ドラゴンズの中継を流して、私の解説を楽しんでもらいながら、お酒を飲んでもらおうと思っています。まずは、3月のWBC日本代表の試合で “試運転” を予定しています。ご予約いただければ、ホークス戦など、ドラゴンズ以外の試合も解説しますし、ベンチ裏のことなど、ほかでは聞けないエピソードも話しますよ(笑)」
取材&文・高津和正
週刊FLASH 2023年2月14日号
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6fa14bf6bfd52e813229ae1370f09649a4a4dda