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巨人・浅野翔吾、イチロー級レーザー!?送球で145キロ出た!!第1クールは厳しく「50点」
スタッフがスピード計測する中、力強い送球を見せた浅野
巨人のドラフト1位・浅野翔吾外野手(18)=高松商=が6日、ひむかスタジアムでのフリー打撃で初めてプロの投手と“対戦”。19スイングで安打性は2本ながら「感触が良かった」と、手応えをつかんだ。ポジション別練習では送球のスピードを計測。2軍の外野手でトップタイの145キロをマークし、大器の片りんを見せた。第1クールは「50点」と厳しい自己採点も、実戦デビューの可能性がある11日の紅白戦に向けて黄金ルーキーがギアを上げてきた。
確かな感触が浅野の両手に広がった。初めてプロの投手の球をはじき返した。序盤は直球に差し込まれるシーンもあったが、徐々に対応。センターから右方向を中心に強い打球を飛ばした。「今までのフリー打撃より、芯に当たっての感触だったり、飛距離は一番感触が良かったです」。育成右腕の木下からは8スイングで安打性2本。高卒2年目左腕・石田からは11スイングで安打性0本だったものの、その数字以上に内容には手応えがあった。
それでも自己採点は「50点」と高くはない。キャンプ序盤のフリー打撃では詰まったり、バットの先で捉えてしまったことが多く、「最初は0点に近いくらいでした」。しかし、この日の打撃練習で自己評価も急上昇。「第1クールを終えて今日の感触で終えられるというのは良かったです」と充実した表情を見せた。
能力の高さは打撃だけではない。ポジション別の練習で外野からの送球を想定し、助走をつけてのスピードを背後から計測。黄金ルーキーは矢のような球を投げ込み、145キロをマーク。2軍では増田大と並んでトップの数値をたたき出した。練習を見守った橋本2軍外野守備兼打撃コーチは「あれだけスピードが出るということは地肩が強いということ」と評価。ステップや捕球動作などはまだ課題とした上で、「持ち前の打撃に肩も加われば、もっと魅力的な選手になる。足もかなり速いですし、打撃以外も楽しみですね」と期待を寄せた。