《ホストに1000万円貢いだ末路》質屋の前の路上で「お前が着てるのブランド物だろ、早く脱げよ」と“服も靴もバッグも奪われた”20代女性の告白「歌舞伎町に質屋が15軒もある理由がやっとわかりました…」
「ホストに売掛(≒ツケ)で貢いだお金が払えなくなったことを伝えたら、それまで優しかったホストの表情が一変したんです。『お前が今着てるそれ、ブランドもんだろ。売ってこいよ』と首元を掴んで質屋まで連れていかれました。抵抗しても『早く脱げよ』と顔面を殴られて、道端で泣きながら服を脱ぎました。身ぐるみ剥がされ、コートもスカートも靴も、その日の所持品を全部で20万円で売られました。歌舞伎町にあんなにたくさん質屋がある理由がやっとわかりました……」 【写真】1000万円を貢いだ挙げ句、道端で服を脱がされたA子さん 6年間で1000万円以上を新宿・歌舞伎町のホストクラブで使ったA子さんを待っていたのは、質屋で持ち物をすべて売られるという最悪の結末だった。 日本最大の歓楽街、新宿・歌舞伎町。飲食店や様々な遊戯施設が立ち並ぶ街には、“眠らない質屋”も数多く存在する。その多くがキャバクラやホストクラブ、最近では“推し”に貢ぐ人々に利用されているという。 質屋を訪れる人の目的は、大半が“貢ぎ” 歌舞伎町には数多くの質屋がひしめいている。その用途は様々 ©文藝春秋 現在、歌舞伎町周辺に存在する質屋は15店舗以上。ブランドバッグや高級時計などを“質草”(≒担保)として店に預けることで、その価格に応じた現金をすぐに受け取ることができる。期限までにお金を返せば品物は返ってくるが、お金が払えなければ品物は質屋に取られてしまう。 プロミスやアイフルなどの消費者金融が普及したことで全国的には減少傾向の質屋だが、歌舞伎町ではむしろ増えているという。すぐにお金を借りられる手軽さが、歌舞伎町で生活する人たちのニーズにぴったりハマっているのだ。歌舞伎町のとある質屋の従業員はこう話す