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【パヨク】「日本の加害を記憶しよう」…歴史の責任を再確認する『戦争の加害・パネル展』、横浜で開催
▲7日、日本横浜市神奈川県民センター1階で「戦争の加害・パネル展」が開かれている。横浜=チェ・ジンジュ特派員
今月2日から日本の戦争犯罪を知らせる「戦争の加害・パネル展」が開かれている日本横浜市神奈川県民センター。7日、訪問した同展示会のあるコーナーにはひどく錆た防毒マスクの一部や器、手榴弾などが展示されていた。神奈川県寒川町にあった旧相模海軍工廠撤去地域から出土した物品だ。第2次世界大戦当時、日本が毒ガス弾など化学兵器を製造した場所だ。日本で製造された化学兵器は中国各地で実際に使われた。
今年で6回目をむかえる同展示会は日本の戦争犯罪を写真と図表、説明資料等を通して詳しく知らせる。2015年、日本現代史問題に関心がある10人ほどの市民が集まって結成した市民グループ「記憶の継承を進める神奈川の会」が2016年から毎年開催してきた。毎年1,000~2,000人の観客が訪問して2019年には2,600人も訪問したが、昨年と今年は新種コロナウイルス感染症(コロナ19)のために観客が数百人水準に減ったという。
竹岡健治(75)氏は展示会を初めて開催することにした理由について「被害者としての日本」ではなく「加害者としての日本」を知らない日本人が多い、という問題意識のためだったと明らかにした。「多くの日本人たちが東京空襲と広島原爆の惨状を通じて戦争を記憶し、日本は戦争の『被害者』と考えます。一方『加害者』としての日本について知っていることは殆どありません。日本政府はドイツと違い日本がどんな戦争犯罪を犯したかを教育過程できちんと教えず、博物館や展示会を通じて広く知らしめることもありません。それで市民が直接これを知るための席を用意しなければならないと考えました。」
今年は「1931中国東北部(満州)侵略から90年」特集を準備し、満州侵略、毒ガス兵器、731部隊、満州に強制的に移住させられた朝鮮人などの主題を細く分けて展示した。この他にも朝鮮人・中国人強制連行、日本軍「慰安婦」、南京大虐殺、戦後補償でドイツと日本の差などを扱った。
資料の出来ばえはもう一つだが内容は非常に充実している。日本の戦争犯罪について概略的に知っていると思っていた人も「新しいことをたくさん勉強する」という感想を残す場合が多いという。今年も感動的な感想を残した観客が多かった。
「学校で習わなかったことが多かった。韓国、中国、東南アジア国家がまだ怒っている理由も理解できるようになった。」「歴史修正主義がばっこする日本社会だが、辛い歴史を抑圧された側の見解に共感しながら凝視することが加害者の責任であることをもう一度痛感した。」「事実に圧倒された。過去を正しく見て未来を考えて行きたい」「このような展示会を国立博物館などで開かなくて残念だ。戦争加害については義務教育期間に確実に教えなければなければならないと思う。」日本政府が深刻に聞かなければならない意見だ。
横浜=チェ・ジンジュ特派員
韓国日報(韓国語)https://www.hankookilbo.com/News/Read/A2021050723510005486
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https://www.kanaloco.jp/news/social/article-493329.html