【zakzak】あの泥棒審判(52)、ゴルフコーチ転向か

男性は昨年６月、中日がバンテリンドームナゴヤで主催した公式戦のために用意した未使用の試合球を、オークションサイトに転売する目的で持ち出した疑い。中日が調査した結果、この男性が審判を務めた日の他球場でも同様の被害が判明しており、余罪は相当数に上るとみられる。
球界関係者は「プロ野球はアンパイアも厳しい縦社会。（男性が）ボールを持ち帰る姿を、後輩の審判員たちは何度も目撃していたが、内部の聞き取り調査では申告できなかったそうだ」と話す。

問題行動は他にもあった。公平公正を期す意味で審判員はＳＮＳの利用を控えているが、男性はお構いなしで球場内の関係者エリアからも頻繁に更新。驚くべきことに、審判員室で撮影したとみられる未使用球の写真も複数枚、昨年の秋頃まで掲載していた。ボール泥棒の常習犯だとすれば、どんな心境でこうした写真を投稿していたのか、理解に苦しむところだ。

昨年１１月の一部報道で事件が明るみに出ると、男性は周囲に「妻がやった話。だけど俺が責任を取らないと仕方がない」と釈明していたという。オークションサイトでの転売は問題でも、試合球を勝手に持ち出すことは犯罪ではないと考えていたのか。
ＮＰＢからお払い箱になった後も悪びれるでもなく、ゴルフのティーチングプロの仕事を売り込んでいるという。「１ラウンド５万円で引き受けていた。今後はそっちで生計を立てるのではないか」（関係者）。