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【朝鮮日報】家で食べる場合の食材費、韓国は英国の2倍!?ロンドンのスーパーで買い物してみると
朝食はトースト、夕食はトマトと牛肉のシチューと決めて、必要な食材を買った。そして、同じ日に韓国の代表的な大型スーパーで同じ種類と重さの食材を買った場合を基準に価格を比較した。その結果、朝食はロンドンよりもソウルの方が1.4倍、夕食はソウルの方が2倍高いことが分かった。記録的なインフレにより食料品価格が1年5カ月連続で上がっている英国より、韓国の食卓物価の方がはるかに高いということだ。
中略
全世界の食卓物価ランキングで、ソウルは既に殺人的な物価で悪名高いスイスの主要都市と肩を並べるほど「世界的な高物価都市」に分類されている。世界各国・都市の生活費などに関する比較統計サイト「Numbeo(ナンベオ)」によると、今年のソウルの食料品価格は米ニューヨーク(11位)、東京(33位)、仏パリ(57位)を上回る世界9位だとのことだ。
しかし、物価の急上昇が収まりつつある米国などと違い、今年の韓国の食卓物価はさらにあがりそうだ。このところ韓国国内の野菜の価格が昨年に続き再び急上昇しているためだ。 韓国農水産食品流通公社の農産物流通情報によると、今月1日時点のニンジン(無洗浄・20キログラム)の平均卸売価格は5万9600ウォン(約6260円)で、1年前の2万5420ウォン(約2670円)に比べて2.3倍に上がったという。タマネギ(15キログラム)も2万2820ウォン(約2400円)で、前年同期の1万639ウォン(約1120円)に比べて114%、ショウガ(10キログラム)は9万3380ウォン(約9810円)と187%も急騰した。キュウリ(10キログラム)、キャベツ(8キログラム)、ダイコン(20キログラム)の価格も22-32%上がった。今冬は非常に強い寒波に見舞われ、江原道内陸部や京畿道北部、忠清北道と一部南部地域で野菜に大きな冷害が発生したためだ。また、冬場の暖房費が急騰し、ビニールハウスなど施設栽培野菜の生産費も大幅に跳ね上がった。統計庁が2日に発表した2023年1月の消費者物価動向でも、1月の消費者物価指数は前年同月より5.2%高く、3カ月ぶりに上昇幅が広がったことが分かった。
イ・ミジ記者
朝鮮日報日本語版2023/02/04 11:32
https://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2023020480033