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2/4(土) 13:36配信 チューリップテレビ
2月4日はワールドキャンサーデーです。
2020年にパリで開催された「がんサミット」から始まった取り組みで
世界中でがんのために何ができるのかを考える日です。
日本でも富山県の世界遺産相倉合掌造り集落など
全国14か所でライトアップ点灯式などのイベントが行われます。
実はいま、がん検診で異変が起きているといいます。
早期がんの発見が減って、すでに他の臓器などへの転移がある“進行がん”が増えているのです。
長年、がん検診を行っている医師に最前線の話を聞きました。
富山県健康増進センター所長 能登啓文医師
「病院のデータを見ていましても、早期がんが減って“進行がん”が増えているんです」
心配になる話を語るのは、がん検診を行っている
富山県健康増進センター所長の能登啓文(のと・ひろふみ)医師です。
なぜこのような事態になっているのでしょうか?
能登啓文医師:「3年前からコロナで(がん検診の)受診率がぐんと下がったんです。
特に胃透視(バリウム検査)がほとんど5分の1ぐらいになっちゃった」
富山県のがん検診受診率は、コロナの感染が拡大した
2020年に大きく落ち込んだといいます。その結果起きているのが…。
能登啓文医師:「高齢の方の場合ですね、60歳以上の方の場合には
やっぱり1年、2年検診を受けていないとなると
(がんが)1センチから2センチの倍になるのは非常に早い。
1センチぐらいまでは10年近くかけて、ゆっくりゆっくり大きくなるんですけど
最後にコロコロと雪だるま式に急に大きくなるんです。
だからその間に検診を受けずに2年3年空いちゃうと、ロスがすごく大きいんです」
特に男性の罹患が最も多い胃がんの受診が12パーセントとかなり低くなっています。
コロナによる受診率の低下により、早期がんの発見が遅れているのです。
能登啓文医師:「検診できていないから、早期がんが進行がんになるまで
みんな“泳いでいる”わけです。どうしようもなくなって病院に行っている」
https://news.yahoo.co.jp/articles/da20a54ba59588136046fb64687edc132a8824ca
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