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スカウト「佐々木の打撃は清宮と同程度だが一塁専と速球への対応、故障の多さで指名回避する球団も」
1: 風吹けば名無し 2023/02/04(土) 17:13:32.55 ID:Kq6nJYXea
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c127f36a727462e11f8d9940f5a133b80558c33
「1年生の時から、スイングスピードの速さと遠くへ飛ばすことに関しては、飛び抜けていました。金属バットとはいえ、あれだけホームランを打てるのはやはり凄いことですよね。ライトに引っ張るだけでなく、左中間のスタンドにも放り込めるというのもいいですよ。バッティングは、清宮と同程度の高い評価になると思います」(セ・リーグ球団スカウト)
「高校生のバッターでは、今の時点では、トップの評価ではないでしょうか。ただし、佐々木は、同世代の選手と比べて、成長が早い。このアドバンテージで、他のドラフト候補をリードしている部分は、少なからずあると思います。(佐々木の父親で、花巻東を率いる)佐々木洋監督からも、そのことは、かなり言われているみたいですね。実際、最終学年になると、驚異的なスピードで成長をする選手が出てきますし、当然、プロや大学に入ってから大化けする選手もいる。将来のことを考えて、佐々木が同世代の選手のなかで、トップの存在であり続けられるかどうか……彼の取り組みなどを見ながら、総合的に判断していくと思います」(パ・リーグ球団スカウト)
「打撃に対する評価が高いことは確かなのですが、それ以外のプレーは、目立たないですよね……。キャッチャーやサードもやっているみたいですが、基本的にファーストの選手だと思いますし、守備の動きは決して良くありません。(昨年、セ・リーグの三冠王に輝いたヤクルトの)村上宗隆は、九州学院時代にキャッチャーだったのですが、足が速かった。清宮幸太郎もベースランニングでスピードがありましたし、プロ入り後は外野を守っています。佐々木が『足が遅くて、ファーストしか守れない』となれば、どうしても外国人選手とポジションが重なりますよね。それを考えて、ドラフト指名を回避するような球団が出てくるかもしれないです」
過去に、前出のスカウトが指摘するようなケースがあった。2017年のドラフト会議では、清宮に対して、日本ハムをはじめ、巨人や阪神、ヤクルト、ソフトバンク、楽天、日本ハム、ロッテという7球団の1位指名が競合した。しかしながら、広島などは「(清宮には)足の速さがない」という理由で、早々に指名を回避している。指名打者制がないセ・リーグは、「ファースト専門」の選手を高く評価しづらいという事情はありそうだ。
「特に、高卒でプロ入りした選手の場合、変化球への対応に誰もが苦しみますが、その前に、まず速いストレートをしっかり打てるかという点が重要だと思います。(以前に比べて)アマチュアのピッチャーもスピードが速くなったとはいえ、プロもそれ以上にストレートのレベルが上がり、150キロ以上のストレートが当たり前になっています。特に、ホームランバッターは、体に近いところの速いボールで攻められることが多いので、こうした球をしっかりとらえられるかが重要ですね。佐々木は、まだ速いボールへの対応に苦労しているように見えます。そのあたりは春以降、速いストレートにどう対応していくのか、(継続して)チェックしていくと思います」
佐々木の速いストレートへの対応は、十分だといえない。昨年の選抜で、市和歌山の最速150キロ右腕、米田天翼と対戦した時には、4打数ノーヒット、2三振と完璧に抑え込まれている。さらに、夏の岩手大会・準決勝の盛岡中央戦で、斎藤響介(オリックス3位)から2安打を放つも、いずれも完璧に差し込まれた当たりで、快音は聞かれなかった。彼らのようなレベルの高い投手が投げ込むストレートをいかに打つか。最終学年での大きな課題になりそうだ。
あらゆる“不安要素”を挙げたが、佐々木のスイングとホームランの弾道を見ると、ポテンシャルの高さは相当なものがある。今秋に開かれるドラフト会議に向けて、佐々木がさらに成長した姿を見せてくれるのだろうか。