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【韓国】 国立墓地での墓あばきパフォーマンスや汚物投擲を禁じる法律、野党議員が発議
▲大田(テジョン)顕忠院での破墓パフォーマンス(別ソース:ハンギョレ新聞)
今後、国立墓地で破墓パフォーマンスや汚物投擲などの行為ができなくなる見通しだ。
国民の力チョン・ジンソク議員(忠南公州・扶余・青陽)は6日、「国立墓地を傷つけたり、国立墓地内での禁止物の所持または搬入を禁じる内容の『国立墓地の設置および運営に関する法律』改正案を代表発議した」と明らかにした。
国家報勲処によれば顕忠院を含む全国の国立墓地で毎年80件以上のデモ・集会が開かれている。この過程で顕忠院にある墓地に汚物を投擲し弔花が抜かれた。また破墓(墓あばき)パフォーマンスもしばしば発生している。
チョン議員が発議した改正案は国立墓地毀損行為と国立墓地の尊厳を害する恐れがある物品の所持または搬入を禁止することが骨子だ。これに違反すれば国家報勲処長による国立墓地への出入り制限が可能になるなどの内容も含まれている。
チョン議員は「最近、大田(テジョン)顕忠院の白善燁(ペク・ソンヨプ予備役大将)将軍の墓地で発生したように国立墓地で発生する過激デモや集会によって国家と社会のために犠牲になられた方々の優遇と尊厳が深刻に毀損されている」として「国立墓地を傷つける行為は絶対許されない犯罪行為なので立法を通じてでも必ず防ぐ」と話した。
一方、国立大田顕忠院などによれば一部の市民団体会員たちは去る2月5日、国立大田顕忠院にある「陸軍大将ペク・ソンヨプの墓」と書かれた墓碑の前で「反民族行為者ペク・ソンヨプ、国立墓地から移葬せよ」と書かれた大型垂れ幕を振ってデモをした。
ある参加者はペク将軍の墓碑前で「独立活動家を討伐した満州士官学校出身」と言った。参加者はペク将軍を「反民族行為者」と呼び「移葬せよ」「国立墓地法を改正せよ」等スローガンを叫んで腕を振りあげた。
騒ぎが続いても顕忠院側はこれを制止せず、要求通りペク将軍の案内板を撤去した。
2019年6月6日、韓国殉国烈士の日には大田顕忠院の将軍墓地に一部団体会員数十人が集まってデモをした。これらは有功者の墓と墓碑に準備してきた家畜の排泄物をばらまいた。参加者は旗を振って歓呼し手をたたいた。「このXセッキ」等、悪口を言う人もいた。
これらは「民族の反逆者の墓出て行け!」と書かれた模型スコップをあげて土の墓を足で踏み破墓パフォーマンスを行った。「追い出そう」スローガンも声を限りに叫んだ。ある立て札には「歴史のゴミを片づけよう」という文面が記されていた。石碑を踏みにじり弔花を抜き取って土の墓に投げたり、日本帝国主義の象徴・旭日旗をのせたりした。
大田=キム・パンヒョン記者
中央日報(韓国語)
https://news.joins.com/article/24051568