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過熱報道が続くドルーリー朱瑛里「注目され過ぎるのは好きではない。そういった面ではちょっと…」
1月15日の全国都道府県駅伝で驚異の17人抜きの走りで話題をさらったドルーリー朱瑛里は、29日には地元で開催された岡山県内市町村別対抗駅伝(「晴れの国岡山」駅伝競走大会)に津山市代表として出場。
そこでも同世代の選手とはかけ離れたパフォーマンスを発揮。3区(3キロ)で9分40秒と従来の区間記録を10秒更新した。この姿を目にした観戦客からは「やっぱり速い!ちょっと別格だな」と感嘆の声が漏れたほどだ。
今や日本中から熱視線を注がれている。そんなティーンエージャーは周囲に「メディアの方が学校の許可を取らずに取材に来ていて大変」と漏らしているという。実際、今大会の会見でもドルーリーは、「注目され過ぎるのは好きではない。そういった面ではちょっと……。(周りの人からは)『気にせずに』とは言われている。自分なりに気にしないように頑張っています」とも明かした。
そういった経緯があるのだろう。今大会には厳重な報道規制が敷かれる。メディアが立ち入ることのできないウォーミングアップ場には津山市専用のテントが設置され、彼女はほとんどの時間をその中で過ごし、外に出る際は3人ほどの大人が付いて回った。
県から誕生した逸材に大会を主催した岡山陸上競技協会は、「『地元に残る』と本人も言っていますから大事に育てたい。インターハイでもきっと活躍するはず。頑張ってもらえたら」と期待を寄せている。
「彼女の場合は走るだけでなく、色んな面で優れている。絵画もものすごく上手で、去年、岡山県児童生徒絵画展の最優秀賞にあたる山陽新聞社長賞を獲っている。色んな能力を伸ばして選択肢を増やしながら、でも、私たちとしては陸上で頑張ってくれたら嬉しい」
次世代を担うランナーに期待を寄せながらも、今はそっと成長を見守りたい。
取材・文●永野祐吏(THE DIGEST編集部)
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfc9c84d6fbfbdbb98c9da188602f55e188eb662