【大阪】生活保護受給の男性『自室で死亡』と偽装か…保険金を詐取した疑いで男ら３人を逮捕

生活保護を受給している男性が自宅で死亡したと書類を偽造し保険金をだましとったとして男女３人が逮捕されました。

警察によりますと、保険代理店代表取締役の鈴木順也容疑者（４９）と不動産管理会社代表取締役の高眞琴容疑者（５４）ら３人は３年前、生活保護を受給していた７０代の男性が路上で死亡したにもかかわらず、その２か月前に自宅で亡くなったと死体検案書を偽造し保険金１００万円をだましとった虚偽有印公文書行使と詐欺の疑いが持たれています。

男性は高容疑者が管理する大阪市内の集合住宅に住んでいて、鈴木容疑者が仲介する部屋で死亡した場合に清掃費などが支払われる保険を契約していました。

３人が関連する口座には保険金あわせて約１０００万円が入金されていて警察は関連を調べています。

「火災保険を使えば自己負担なく家を修繕できる」と顧客に持ちかけ、不備のある書面を渡してリフォームなどの契約を結んだとして、埼玉県内の会社の実質的な経営者ら３人が逮捕されました。
保険金よりも安く工事を行ってその差額で利益を得ていたとみられ、警察が詳しく調べています。

逮捕されたのは、東京・杉並区の山崎剛容疑者（４５）ら３人です。
警察によりますと、おととし７月から８月にかけてさいたま市や都内に住む６０代から８０代の男女３人の自宅を訪問し、工事の費用など法律で定められた内容が書かれていない書面を渡して火災保険の申請の代行やリフォームの契約を結んだとして、特定商取引法違反の疑いが持たれています。
容疑者らは「日本建物検査」という埼玉県の会社を名乗り、「火災保険を使えば自己負担なく家を修繕できる」と持ちかけ台風や大雪で屋根や雨どいが壊れたことにして保険の申請をさせていたということです。
そのうえで、保険金よりも安く工事を行い差額で利益を得ていたとみられています。
逮捕された３人のうち山崎容疑者が会社の実質的な経営者とみられ、もう１人とともに容疑を認めていて、残る１人は否認しているということです。
この会社をめぐっては警察に、「工事がずさんだ」とか「突然訪問してきた業者と契約してしまった」といった相談が複数寄せられていて、警察は詳しく調べています。