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【中央日報】イラン「韓国政府、失敗を正そうとする意志見えたが不十分」
尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓国大統領とムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーンUAE大統領が16日午後(現地時間)、バラカ原発で開かれた3号機の稼働記念行事に出席している。[写真 大統領室
イラン外務省が「アラブ首長国連邦(UAE)の敵はイラン」という尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の発言以降、韓国政府の対応に対して一部努力を認めながらも不十分だとのいう立場を明らかにした。
23日(現地時間)、国営IRNA通信によると、イラン外務省のナセル・カナニ報道官はこの日の定例記者会見で「テヘランとソウルで我々は真摯な立場を伝達した」とし「対話で韓国政府は失敗を正そうとする意志を示した」と話した。
その一方で「我々の観点で(韓国政府の)措置は充分ではなかった」とした。
これは尹大統領の発言に関連し、両国が大使を互いに招致した後に初めて出てきたイラン側の反応だ。レザ・ナジャフィ外務次官(法務担当)が18日、テヘランで尹ガン鉉(ユン・ガンヒョン)駐イラン韓国大使を招致すると趙賢東(チョ・ヒョンドン)外交部第1次官は19日サイド・シャベスタリ駐韓イラン大使を招致した。
この日、イラン外務省は韓国政府に凍結資金返還の約束を履行するよう要求もした。カナニ報道官は「凍結資金問題を解決するための韓国政府の努力に満足できない」としながら「韓国内のイラン資金は両国の他の懸案と関係なく返還されるべき」と話した。
韓国には現在70億ドルほどのイラン資金がウォン建てで凍結されている。米国政府が2018年イラン核合意(JCPOA・包括的共同行動計画)を離脱してイラン制裁を復活させ、イランの石油販売代金口座を凍結した。これはイランの海外凍結資産のうち最大規模だという。
イランは駐イラン韓国大使を招致し、韓国大統領が核兵器製造の可能性に言及したとし、これは核拡散防止条約(NPT)に背くものだとして説明を要求した。しかしこの日外務省報道官の記者会見ではこれに関連した追加発言は出てこなかった。
中央日報日本語版2023.01.24 08:45
https://japanese.joins.com/JArticle/300210