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新谷仁美、パリ五輪を目指さないことを改めて明言 「今までは五輪が正義と思われていたが、東京五輪を経験して…」
その理由を「パリ五輪を目指すことが仕事ではないと思う。アスリートには結果を出すことを求められている。結果を出すのはパリ五輪ではなくてもいい」と説明。「とても言いにくい言葉ではあるが、今までは五輪が正義と思われていたが、東京五輪を経験して“五輪がどれだけ国民の方に求められているのか”というのを感じたのが大きかった。コロナの影響はあったと思うんですけど、東京五輪でメンタルをやられた。出ないことが正義ではない。ただ私は五輪を目指すことはありせん」と続けた。
今後の目標はマラソンと5000メートルで日本記録樹立。夏まではトラックの5000メートルや5000、1万メートルのロードレースを中心に出場し、9月のベルリン・マラソンに挑む。「四つの日本記録を持つことを目標にずっとやってきた。あとは5000メートルとマラソン。来年も同じようなコンディションか分からないので、今年はチャンスだと思って臨みたい。結果を残すというのは、私を支えてくれる人たちへの感謝の気持ちの一つ」と視線を上げた。
新谷はヒューストン・マラソンが5度目のマラソン出場で、昨年3月の東京でマークした2時間21分17秒の自己ベストを大幅更新。19分台は日本女子では18年ぶり4人目で、01年の高橋尚子、04年の渋井陽子の記録を上回り、05年のベルリン・マラソンで野口みずきが樹立した2時間19分12秒の日本記録へ12秒に迫る力走だった。
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2023/01/23/kiji/20230123s00057000262000c.html
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