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新海誠監督『すずめの戸締まり』ベルリン国際映画祭コンペ出品 『千と千尋~』以来21年ぶり
すずめの戸締まりベルリン国際映画祭コンペ出品!
新海誠監督のアニメーション映画『すずめの戸締まり(英題:『Suzume』)』(公開中)が、2月16日から2月26日までドイツで開催される「第73回ベルリン国際映画祭」コンペティション部門に正式出品されることが明らかになった。日本アニメーションでは『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶりのコンペティション部門選出となる。映画祭には、新海監督と、ヒロイン・岩戸鈴芽を務めた原菜乃華がレッドカーペット、そしてプレミア上映に参加する予定だ。
今回、正式出品が決まったベルリン国際映画祭は、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であり、カンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭と並び“世界三大映画祭”の一つとして数えられている。最高賞の“金熊賞”は、コンペティション部門に選出された作品を対象としており、日本作品では、1963年に公開された今井正監督『武士道残酷物語』、2002年に公開された宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』の2作品が受賞しているのみ。
新海監督は「『すずめの戸締まり』は、12年前に日本で起きた巨大な出来事が物語の根底にあります。この映画が海外の観客にどのように映るのか、なにが伝わり、なにが伝わらず、なにを共有し得るのか。私たちの創作が外部からはどのように見えるのか。それを自身の耳目で確かめる好機をいただけたと考えています。ここまで導いてくれたスタッフたちの才能と尽力、そして応援してくださった皆さまに、心より感謝します」とコメント。
原は「私自身、海外に行くこと自体初めてで、それも、歴史あるベルリン国際映画祭にすずめの戸締まりチームで行くことが出来るなんて、とても光栄で、夢のようです。改めて『すずめの戸締まり』という作品に携わることが出来てうれしく思います。映画祭で直接世界中の方々のお声を聞くことがとても楽しみです。『すずめの戸締まり』が世界中で愛されますように!」と、喜びと期待のコメントを寄せている。
昨年11月11日に全国420館(IMAX41館含む)で封切られ、今月22日までの73日間で観客動員数963万人、興行収入128億円を突破。この大ヒットを記念して、新ビジュアルが登場。壮大な草原をすずめと草太が幼い少女と手をつないで歩く後ろ姿と、21年12月発表のティザービジュアルで登場して以来、作品を象徴するもう一人の主役として描かれてきた「扉」の姿も。日本各地を巡ったすずめと草太の旅からの帰還を感じさせるビジュアルに仕上がっている。また、初めてすずめが描かれたビジュアルに添えられた「いってきます」に対し、物語の終盤で出てくる重要な言葉である「おかえりなさい」が添えられている部分にも注目だ。
今週末の28日からは入場者プレゼント第4弾として、新海監督が書き下ろした「小説 すずめの戸締まり~芹澤のものがたり~」の配布(全国50万人分限定)がスタートする。