あわせて読みたい
大相撲初場所・14日目 朝乃山が万感の十両優勝! 恩師の命日に決めた「一つでも恩返しできれば」13勝で再入幕へ一歩前進
大相撲初場所14日目 ( 2023年1月21日 東京・両国国技館 )
<初場所14日目>勝利し天を仰ぐ朝乃山(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ
6場所ぶりに関取に復帰した元大関の十両・朝乃山(28=高砂部屋)が千代の国(32=九重部屋)を下し、1敗を守って13勝目を挙げた。1差で追っていた2敗の金峰山(25=木瀬部屋)が敗れたため、朝乃山の十両優勝が決まった。
立ち合いで右を差した瞬間、千代の国の左突き落としで体が流れかけたが、こらえて右を差して体を寄せていって寄り倒し。「肩の力が入りすぎて上体が高かった。相手の突き落としには(立ち合いで)踏み込んでいる分、耐えれたと思います」と振り返った。前日は突き押しを得意とする金峰山を相手に組み止められず、土俵際まで押し込まれての辛勝だった。この日の相手である千代の国も突き押し相撲。「昨日の相撲は自分で納得してなかったので、昨日の分を今日にぶつけようと思いました」。自分が納得できる前に出る相撲を貫いた。
きょう1月21日は、富山商高時代の恩師・浦山英樹さん(享年40)の命日。この日は、これまで取組のあった過去4回全て敗れていた。「恩師の命日には自分自身弱い部分がありますので…一つでもこうやって恩返しできればという思いで土俵に上がって、白星が取れてよかったです」。6年前の亡くなる直前「富山のスターになりなさい」と記された“遺書”を託された。関取として復帰した場所、恩師の命日に十両優勝を届けた。
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2023/01/21/kiji/20230121s00005000343000c.html
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2023/01/21/jpeg/20230121s00005000327000p_view.webp