経済
マクドナルドが、きょう(1月16日)値上げとなりました。
この値上げ、消費者にはボディーブローのように効いてくるような気がします。
では、その値上げの内容なんですが、こちらをご覧ください。
まずはハンバーガーが150円から20円上がって170円に。
マックフライポテトのMサイズが290円から40円上がって330円に。
マックシェイクのMサイズが200円から20円上がって220円となっています。
ハンバーガーの値段は、これまで上がったり下がったりを繰り返してきた印象なんですけれど、ここ最近を見ると10ヶ月で3回目の値上げになります。
日本マクドナルドの社長は、原材料価格も上がっているし、人件費・物流コスト・エネルギーコストも上がっているので、
値上げせざるを得ないと説明しています。
それでは、これまでの変遷を見てみましょうか?
今から50年ほど前の1971年は80円からスタートしているんですね。
その後は徐々に値段が上がってきて1985年、この頃210円というのが最も高い時期ですね。
その後は、価格が一気に下がっていきます。
このあたりは長きにわたるデフレ時代が続いているわけですね。
そして今170円ということなんです。
ハンバーガーは学生の強い味方とも言われましたが、夏目さんはどの時期で覚えていますか?
私は高校生の頃に65円とか59円の本当に安い時代だったんです。
学校終わりで街に出て、おやつ代わりにハンバーガーを食べると、100円を出してお釣りが返ってくるという印象が強いですね。
この頃には59円という時代もありました。
なぜここまで安くなったかというと、あのBSE問題で牛肉の消費量が減ったので価格が下がったということなんですね。
では価格と時代、経済を照らし合わせながら見てみましょう。
第1次、第2次のオイルショックを経てハンバーガーの値段がどんどん上がっていき、バブル期の頃に210円で最高値だったんです。
その後は一気に下がって、長きにわたるデフレ時代を迎え、コロナ禍の今になって170円となった。
価格が上がってきても良いのですが、景気の好循環を生むためには、連動して賃金もアップしないといけません。
春闘、これから本格的に始まっていきますが、各企業には賃金を上げる努力をしっかりしてほしいと思います。
今回の値上げ、消費者に受け入れられるんでしょうか、注目です。