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【韓国】韓日の教会、少女像前で「放射能汚染水の海洋放出は犯罪」との共同声明
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韓日の教会が、日本政府の福島第1原子力発電所の放射能汚染水の海洋放流計画を強く糾弾する声明書を発表し、世界の教会及および全世界の市民社会と連帯して、核と放射能汚染水から安全な地球を作って行くために全力を尽くすと宣言した。
去る4月29日に平和の少女像の前で行われた『福島の海洋汚染水放流から全ての生命を守るための礼拝』で、韓日の教会は「福島の放射能汚染水の海洋放出計画を直ちに撤回セヨ」という共同声明書を通じ、「放射能汚染水の海洋放流計画は人類全体を徐々に死で追いこむ明白な犯罪的行為であることを明確にし、これを直ちに撤回することを強く要請する」と明らかにした。
今回の共同声明は韓国基督教教会協議会(NCCK)のイ・ホンヂョン総務と生命文化委員会のアン・ホンテク委員長、日本キリスト教協議会(NCCJ)のキム・ソンジェ(金性済)総幹事、平和・核問題委員会のナイト・シンゴ(内藤新吾)牧師の共同名義で発表された。
韓日の教会は声明書を通じ、「日本政府の今回の決定は毒性物質を何の対策もせずに海に放出すことで、人類と地球の生態系を毒性汚染水の危険の前に無防備に露出させるという犯罪」とし、「実際の放流までに残る2年余りの時間は放流のための準備の時間ではなく、核からの安全と生態系との正義の共存を模索する決断の時間にすべきだ」と促した。
同時に、■日本政府は今回の決定を直ちに撤回し、周辺国および国際社会と協力して根本的で安全な汚染水の処理対策を用意することに積極的に乗り出すこと ■大韓民国政府は日本政府および国際社会とともに福島の放射能汚染の現況と実体、食物汚染の危険性、汚染水流出時に人体におよぶ影響などを綿密に調査して、根本的な安全対策を用意すること ■世界市民は人類と地球の生態系の持続可能な共存のため、核から安全な世の中を作って行くことに協力して連帯すること、などを要求した。
『公議が水のように、正義が川水のように!』をテーマに行われたこの日礼拝は、基督教環境運動連帯(事務総長=イ・ヂンヒョン)が主管して、核のない世上(世の中)のための韓国キリスト人連帯と緑色教会ネットワークが共同主催した。キム・ヂュンピョ牧師(手を結ぶ教会、キ・ファンヨン執行委員長)の引導からチョン・ヘジン牧師(ヨミン教会、基督ヨミン会研究室長)の会衆祈祷、イム・ヂュンヒョン幹事(キ・ファンヨン、ヘク・グリョン事務局長)の現場証言、イ・ヂンヒョン牧師の説教、アン・ホンテク牧師(コギ教会、緑色教会ネットワーク常任代表、NCCK生命文化委員長)の祝祷の順で行われた。
イ・ヂンヒョン牧師は、「これ以上の費用を支払いたくない全人類と地球の生態系が共有している空間である海に対し、世の中で最も有毒な毒物を放出するという日本政府の決定を我々は決して認められない」とし、「日本の市民社会や近隣諸国と協議をせず、無責任な決定を下した日本政府を糾弾しざるを得ない」と遺憾を伝えた。
韓国基督公報(韓国語)
http://www.pckworld.com/article.php?aid=8915664880