あわせて読みたい
関西大学ラグビー 同志社大が天理大に完勝し入れ替え戦回避地獄から天国へ、大学選手権の出場権ゲット
https://www.nikkansports.com/sports/news/202212030001437.html
<ムロオ関西大学ラグビー…同志社大47…19天理大>◇第7節◇3日◇東大阪市花園ラグビー場(第1)
同志社大が47-19で2位天理大に完勝し、劇的に3位となった。敗戦なら入れ替え戦だったが、他会場の結果により、関西は3枠の全国大学選手権の出場権を得た。24年ぶりに2連覇を達成した京産大、2位天理大も出場権を獲得。7位摂南大、8位関大は入れ替え戦(11日)にまわる。
◇ ◇ ◇
名門の同志社大が、奇跡的に3位に滑り込んだ。大学選手権は天理大に3トライ差以上で勝ち、近大と関学大が敗れるのを待つ状況。しかも近大が7点差以内の敗戦なら勝ち点16で並び、当該校の対戦結果により、3位は近大になっていた。まさしく、数字上の可能性を残すだけだった。
これまでの低迷がうそのように魂が乗り移り、モールからトライを奪うなどFW戦でも一昨年度の大学王者・天理大を圧倒した。NO8林、SO大島、途中出場の長島ら1年生トリオが得点を重ねトライ数は7-3。同時刻に隣の第2グラウンドで関学大が摂南大に敗れ、京産大-近大の結果待ちとなる。2時間後、歓喜の時が訪れた。
「どこかで、今日が最後になるという思いがありました。終わらせたくない-。その思いをプレーに込めた。やっと宮本さん(監督)が築いたラグビーが出せた。人生で忘れられない日になりました」
そう言って4年の梁本主将は目を潤ませた。
敗れれば7位で入れ替え戦にまわっていたが、これを回避。
“地獄から天国”へはい上がり、SO大島は「勝ちたいという思いだけ。最高のひと言です」と大喜びした。
【関西リーグ最終順位】
1位 京産大(7勝=勝ち点33)
2位 天理大(5勝2敗=同25)
3位 同志社大(3勝4敗=同16)
4位 関学大(3勝4敗=同15)
5位 近大(3勝4敗=同15)
6位 立命大(3勝4敗=同14)
7位 摂南大(3勝4敗=同12)
8位 関大(1勝6敗=同6)
(>>4、5位は直接対決による)
◆全国大学選手権 関西は3枠。2位天理大は筑波大と、3位同志社大は福岡工大と11日に初戦(いずれも花園)を迎える。勝てば天理大は東海大と、同大は帝京大と準々決勝(25日)。1位京産大は準々決勝からの登場で流通経大-慶応大の勝者と対戦(大阪・ヨドコウ)。準決勝は1月2日、決勝は8日(いずれも国立競技場)。