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ロシア政権内の権力闘争が激化か…プリゴジン氏やカディロフ首長が司令官解任に追い込んだラピン大将が復権、陸軍参謀総長に就任
ウクライナ侵攻で苦戦が続くロシアのプーチン政権内で権力闘争が激化しているとみられます。
ロシアメディアは10日、中央軍管区司令官を昨年、解任されたロシア軍のラピン大将が陸軍の参謀総長に就任したと伝えました。
ロシアの独立系メディア「重要な歴史」は関係者の話として、ラピン氏の急な復権は独自の部隊を持ち、プーチン政権内で台頭する強硬派のプリゴジン氏やカディロフ首長に対して戦闘はロシア軍が主導で行っていることを示すメッセージだと報じています。
ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者のプリゴジン氏とチェチェン共和国のカディロフ首長は昨年10月、ウクライナ東部・ドネツク州の拠点リマンからの撤退を巡って当時、司令官だったラピン氏を痛烈に批判し、解任に追い込んだとみられています。
ロシア軍の敗退が続くなかで、独自の部隊を持つプリゴジン氏やカディロフ氏の影響力が高まっていて、プリゴジン氏は今月11日、自身のワグネルの部隊がウクライナ東部・ドネツク州のソレダルを攻撃し、制圧したと主張しました。
プリゴジン氏は、この戦闘にロシア軍が関わっていないことを強調していて、ワグネルの影響力の拡大を狙っているものとみられます。
1/11(水) 18:25配信 ヤフーニュース(テレ朝ニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a29abb4f791cc9b9ad0f97247bbde04c12978432