あわせて読みたい
阪神・岡田監督、佐藤輝明は2月のキャンプで「一番やらなアカン選手」 1年目が一番いいのは「おかしな話やで」
阪神・岡田監督、単独インタビュー(3)
――3年目を迎える佐藤輝明内野手(23)をどう見ているか。昨秋のキャンプではグリップの位置など矯正していた
「最初は(グリップが)落ちてもまた上がってきてたよな。そういう癖がついてしまってる。自分でも分かってないし、それが一番悪い癖や。そんなん鏡見たら分かると思うけどな(笑)。鏡の前で構えたら、また上がっているわ~、後ろから見てもな~となるやん。多分、無意識にそういう癖がついてしまってるんよ。まあ、打つときにはちょっとは下がってきた。猫パンチの感じはなくなった(笑)」
――本人はマイペースな性格だが、修正には時間がかかりそうか
「一番やらなアカン選手になるかもわからんな。2月(春季キャンプ)にな…」
――「佐藤輝はプロ1年目の時が一番いい」と言っていたが
「おかしな話やで。でもそんなん、いっぱいおる。それで〝死んでいった奴〟いっぱいおるのがこの世界やからな。『あんな良かったのに…』って。入団時に145キロ投げても辞めるときには135キロ…みたいなピッチャーもいっぱいおったやろ? そうならんようにせんとな」
――昨季までは試合展開によって佐藤輝を途中交代させることもあり、OBから不満が出ていた
「勝っているときはエエよ。守備固めがいるしな。でも、負けてるときにクリーンアップは絶対代えたらアカンよ。俺は変えへん。1点差で負けてる状況、場合によっては代走で足のスペシャリストを使ったりするやろけど、それは勝つための戦術。とにかくファンに対して『諦めた』と見せる行為はやらんことや」
――主軸を交代させないことにはこだわる
「交代させんよ。打順なんか4番でアカンかったら、3番にしたらええやん(笑)。まず相手に(試合前から)調子が悪いことを見せたらアカンのよ。例えば6番に下げて使ったら、相手は『あ! こいつ調子悪いから6番に下げられよった』ってなる。ピッチャーは余計、思い切って投げてきよるで」
――主軸を任せられないほど深刻な状態なら先発から外すべきだと? 昨季までは不振の佐藤輝を打順を下げてでも使い続けていたが
「大間違いよ。そこは代わりの選手を作らなアカンし、それが俺らの仕事やんか。一人の選手のために試合を犠牲にはできへんよ。勝つためにやってるんやから、チームとしておかしくなる。『なんであいつだけのために』ってな。『あいつは調子が悪いから外された。よし、今度は俺の出番や』とならんと。そういうチームにしていかんとな。プロなら当たり前のことや」 (明日に続く)
https://news.yahoo.co.jp/articles/59f16946c56e58e83ee1405b72834cf4a61b081d
続きを読む