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【韓国/軍事】坂道も登れない我が軍の『ブリキ缶戦車』M48A3K/A5K
M48A3K/A5K戦車は陸軍と海兵隊で運用中の戦車で、去る1970年代から1980年代まで核心戦力として運用された。しかし、その後に国産戦車K1が登場して地位が変わり始めた。M48A3K/A5K戦車は数百両余りがまだ一線部隊で運用されている。しかし、老朽装備を見れば、修理と維持の費用も年々ますますと増えている。
このために残存価値が無い『缶戦車』という話が出ている。去る1966年からアメリカの軍事支援で我が軍に導入されたM48系列戦車は、第2次世界大戦当時の米陸軍の名将だったパットン将軍を称えるために『パットン』(Patton)という別称を持っている。去る1952年から1987年まで米陸軍で使用されたM48系列戦車は1万2000両余りが生産されて、現在も我が国を含んで10ヶ国余りが運用中だ。初期型では90mm戦車砲を使用していたが、M48A5からは105mm戦車砲にアップ-ガン(UP-GUN)をするようになる。また、初期型は燃費が悪くて火災の危険が高いガソリンエンジンを使用していたが、M48A3からは燃費と火災の危険が改善されたディーゼルエンジンを装着するようになる。
M48系列戦車はベトナム戦から実戦に投入されて、インド-パキスタン戦争、そして中東戦争で様々な活躍を披露する。我が軍に導入されたM48系列戦車は1976年5月に国防科学研究所がアップグレード研究開発事業に着手して、新しい転機を迎えることになる。1977年から1978年までアメリカからM48A1中古戦車400両余りをFMS(Foreign Military Sale)、すなわち対外軍事販売で持ち込んで、当時の現代精工でM48A3K/A5Kに改造した。1980年代には横風感知器が含まれた電子式射撃統制装置が国内開発されてM48A3K/A5K戦車に装着される。1984年の戦力増加事業の一環としてアメリカからFMSでM48A5戦車を追加導入した。
また、1990年代初盤には在韓米軍が使用していたM48A5戦車をWRSA(War Reserve Stocks for Allies)、すなわち同盟国戦争予備物資方式で持ち込む。これら戦車も廠整備を通じて電子式射撃統制装置を装着するようになる。このように韓国型にアップグレードされたM48A3K/A5K戦車は陸軍歩兵師団の主力戦車として運用されて、海兵隊の場合は第2師団と西北島嶼部隊で運用した。M48A3K戦車の場合、陸軍でK2戦車が戦力化されて次第に退役している。また海兵隊第2師団が運用中のM48A3K戦車も来年から陸軍が使用しているK1E1戦車30両余りを引き受けて、全て交換する予定だ。
陸軍のM48A5K戦車の場合、相変わらず一線部隊で運用しなければならない状況だ。
しかし、M48A5K戦車はまず江や河川を渡ることができる渡河能力が無く、機動間射撃が難しく、陸軍が運用中の主力戦車であるK1系列より機動力・火力・防護力の側面で相当に脆弱だという指摘が絶え間なく提起されている。 このためにK2戦車の漸進的な追加量産を通じてM48A5Kを交換する必要性が提起されている。
2021.04.29 13:57 スポーツソウル(韓国語)
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