阪神　佐藤輝明が気持ち新たに自主トレ　本塁打の今季目標は「数字はアレです。アレ本」

　阪神佐藤輝明内野手（23）が7日、奈良・生駒市の近大グラウンドで自主トレを公開した。ランニング、キャッチボール、サードで守備練習を行い、室内練習場では打撃練習。その後のトレーニングも含めて約4時間、汗を流した。

　新年最初の取材に応じると、「あけましておめでとうございます」と報道陣に丁寧にあいさつ。「今年も1年頑張ろう、そういう思いです」と気持ち新たに始動した。

　昨年の自主トレ期間と比較し、ウエートトレーニングの量を増やしているという。「ほんとは去年もやりたかったんですけど、膝の問題もちょっと。今年はしっかりやろうかなと思います。去年はちょっと甘えてた部分もある」と説明。体もひと回り大きくなったように映る。飛距離アップを期待し、今オフは徹底的に鍛えているようだ。

　岡田監督は三塁固定起用の方針を示している一方、秋季キャンプでは体力不足を指摘するなど、厳しい言葉もあった。「しっかり頑張らないといけないなと感じてます」と引き締め、「監督からアドバイスしていただいたので、取り入れながら。自分でも考えながらやってます」と話した。

　今季でプロ3年目。「しっかり自分が活躍して、チームが勝つのが理想。しっかりいい所で打てるように、期待に応えられるようなバッティングをしていきたい」と闘志を燃やす。

　数字の目標を問われると「数字はアレです。（本塁打を）アレ本」と、独特な言い回しで表現。目標のホームラン数は「アレ（＝優勝）」を導くことができる本数だ。徹底的に鍛え、2月の沖縄キャンプに備える。