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陽川「ザキは変化球投げてくるでしょうね(笑い)ウメは…」 虎の同期生との対戦楽しみ
新天地での1年も“はじめの一歩”は不変だった。和歌山県上富田町にある「上富田スポーツセンター」。西武・陽川は寒風吹きつける球場で快音を響かせていた。「素晴らしい環境ですし、変える理由がないです」。昨年まで7年連続で自主トレ拠点としてきた“虎の穴”でプロ10年目をスタートさせた。
朝から体幹強化、ランニング、ノック、屋外ノック、ピラティスと濃密な約8時間。練習後「外野の芝生で話しましょう」と汗をぬぐった。昨年12月の現役ドラフトで移籍が決定。「ルーキーの時のような気持ちで一からのスタート」とみずみずしい心境を明かすと、自然とタイガースで苦楽をともにした13年ドラフト同期入団の面々の話題になった。
「大卒が多かったので。ウメ(梅野)、サダ(岩貞)、ザキ(岩崎)。3人が先に1軍で活躍して悔しかったし、同じ舞台に立ちたいと思ってた。切磋琢磨(せっさたくま)してきたつもりだし、刺激し合って頑張ってこられたので」
阪神を離れることが決まってから3日もたたないうちに岩崎の呼びかけで大卒組、高卒の原口、他球団から移籍組の加治屋、渡辺雄と同世代の同僚たちが送別会を開催してくれた。「寂しさとかはなくて。いつもと一緒の同期会の雰囲気で楽しかったです」。その場で餞別(せんべつ)として手渡されたライオンズカラーのネクタイを締めて入団会見に臨んだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0b0254384e7c6ae33cf3baa07be806cc52ec4f6