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筒香らの「日本復帰」はあるのか…メジャーの“去就未定”3選手の進路はどうなる
オリックスを26年ぶりの日本一に導いた主砲・吉田正尚は今オフ、名門球団のレッドソックスと5年間総額9000万ドル(約117億1000万円)の大型契約を結んだ。
また、近年は苦しんだイメージもある阪神の藤浪晋太郎にも複数球団が好条件を提示していると報道されている。
「吉田は日本での実績は十分だが、左翼しか守れないこともあり評価は分かれていた。
補強ポイントに合致していたとはいえレッドソックスは思い切った補強をした。
藤浪は復活の兆しもあるが、そこまで信用できる投手ではないという印象で、
評価の高さには驚かされる」(MLBアジア地区担当スカウト)
だが、メジャー挑戦組が高評価を受ける一方、昨季米国でプレーした筒香嘉智、有原航平、澤村拓一は所属球団がここまで決まっていない。
日米各球団のチーム編成が決まりつつある中、進路に注目が集まっているが、3人は今季もメジャーでプレーすることはできるのだろうか……。
「(メジャー球団からのオファーを考えた場合)澤村には可能性がある。球威がありスプリットのキレも十分で、短いイニングなら通用する。
セットアッパーやクローザーを任せられることはないだろうが、ブルペンの1人としては貴重な存在になれる。
34歳という年齢があるが、条件次第で所属球団は見つかりそう。
オプションを付けた上で低条件でもメジャーでのプレーを目指すはず。
まずは本人が納得するまでは米国でやるのでしょう。
しかし状況によっては春季キャンプやシーズン中の日本復帰もあるかもしれない」(MLBアジア地区担当スカウト)
澤村は2021年からレッドソックスでプレーし、移籍2年目となった昨季は49試合に登板して1勝1敗3ホールド、防御率3.73という成績だった。
シーズン途中の8月にDFA(事実上の戦力外)となり現在はFAとなっているが、本人は引き続きメジャーでのプレーを望んでおり、
所属チームが見つかる可能性は3人の中では最も高いという。
澤村は引き続きメジャーでプレーできる可能性が残る中、筒香と有原の2人は厳しい状況に置かれている。
「筒香は左翼、一塁と守備位置が限られる。DHでの起用もあるが、現状のような打撃成績では話にならない。
有原は投げられることはわかっているが30歳という年齢がネック。
若手との天秤にかけた場合、獲得に手を挙げる球団はないと考えるのが普通でしょう」(MLBアジア地区担当スカウト)
筒香はメジャー2年目となった2021年シーズン、3チーム目の所属先となったパイレーツでまずまずの結果(43試合/打率.268/8本塁打/25打点)を残し、昨季は飛躍も期待されたが低迷。
50試合の出場で打率.171(170打数29安打)、2本塁打、19打点という成績で8月にパイレーツから自由契約となった。
その後にブルージェイズとマイナー契約を結ぶもメジャーでの出場がないままFAとなっている。
有原は2021年にレンジャーズ入りを果たしたが、怪我の影響もあり目立った結果を残せず。
2年間での通算成績は3勝7敗、防御率7.57と苦しみ、筒香とおなじく現在はFAとなっている。
筒香と有原の2人は米国に残るのであれば、メジャー契約がもらえるかも微妙な状況であり、日本球界復帰も現実味を帯びてきている。
「日本復帰となれば筒香と有原は人気銘柄。渡米前のような絶対的存在感はないが、年齢的(筒香が31歳、有原が30歳)にもまだチームの中心となれる。ネームバリューも絶大なので集客やグッズ収入などにもプラス作用がある」(エージェント会社関係者)
「筒香は狭い球場なら本塁打量産も可能。
古巣DeNAのハマスタ、巨人の東京ドームが本拠地なら30本前後は打てる。
DH制があるパ・リーグでも良い仕事をしそう。
有原は大崩れしないので使い勝手が良い。投球術の高さは若手投手に良い手本になる」(在京球団編成担当者) 置かれた状況は三者三様だが、時間は待ってくれない。
NPBのキャンプインまでは1カ月を切り、各球団の編成は固まりつつある。
国内に復帰する場合には1日も早い決断が求められる。
1/5(木) 18:00 Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/93ef2ccecc628a9f826a62630d0a6a28731b04c1
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