巨人は背番号「10」を用意しながらFA森友哉争奪戦で惨敗していた…“打てる捕手”手つかずの暗雲

巨人は背番号「10」を用意しながらFA森友哉争奪戦で惨敗していた…“打てる捕手”手つかずの暗雲

巨人は背番号「10」を用意しながらFA森友哉争奪戦で惨敗していた…“打てる捕手”手つかずの暗雲

1: 名無しさん@恐縮です 2023/01/05(木) 07:56:29.80 ID:DoWjEELw9
日刊ゲンダイ2023/01/05 06:00
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/316745

「今年ジャイアンツはほとんどお金を使ってない。戦力補強という点で少々貯金もあるようなので、使ってくれるということです」

昨季終了後、原辰徳監督(64)は元ヘッドコーチ・岡崎郁氏のユーチューブチャンネルに出演し、こう胸を張っていた。が、フタを開けてみればFA補強はゼロ。やらなかったのか、それとも、やったけど失敗したのか──。

結論から言えば、巨人は西武からFA宣言した森友哉(27)を調査。獲得を目指したものの、かなわなかったのだ。

森は2013年ドラフト1位で西武に入団し、18、19年に正捕手としてリーグ連覇に貢献。19年は打率.329で史上4人目の捕手の首位打者に輝いた。

巨人の22年のチーム打率.242は、15年以来7年ぶりとなるリーグワースト。ここ30年間では1993年シーズン(打率.238)に次ぐ低さだった。「貧打」が5年ぶりのBクラス転落の要因のひとつに挙げられる。それだけに森は是が非でも欲しい「打てる捕手」だったのだ。

11月に巨人が日本代表と強化試合を行った際の練習中、原監督がFA宣言前の侍ジャパンメンバーだった森を呼びつけて談笑し、報道陣をザワつかせた。ところが、いざ争奪戦が始まっても、巨人の名前は出てこないまま。4年総額18億円以上の大型契約でオリックスへの移籍が決まった。巨人は途中で引いたのか──。さる球界関係者がこう明かす。

「『FAには必ず参戦する』と公言している原監督が見送るはずがありません。巨人は森が西武時代に着けていた背番号10まで用意したくらいです。現在10を背負っている中田に、森が獲得できた場合を想定して、代替案として空いている1ケタ番号を用意していたそうです。ただ、中田は森の大阪桐蔭高の先輩。先輩の番号を奪い取る形なんて望むはずがありません。といっても、当初からオリックスと相思相愛で、背番号の問題以前に、巨人は惨敗だったようですが……」

■大城がいながら水面下で森にアタックし惨敗
とはいえ、正捕手がいないわけではない。大城卓三(29)は昨季、打率.266、13本塁打、43打点。本塁打、打点でキャリアハイをマークした。原監督は「捕手で2割7分近く打ったのは大したもの」と打撃面を評価したが、水面下ではさらなる「打てる捕手」にアタック。玉砕していたことになる。巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言う。

「つまり、大城、小林では物足りないということ。ただ、昨秋のドラフトで育成も含めて14人も指名したのに、捕手は1人もいない。FAで森が取れなかったのに、現有戦力で戦うということは、補強ポイントなのに、その穴を埋められなかったことになる。大城は6月に不調で二軍落ちしたことがあった。原監督はリード面などが不満なんでしょう」

これまでの原監督なら他の手を打っていたかもしれないが、今回は手つかずのまま。4位に沈んだ昨季同様、今季も不安である。



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