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【近本光司コラム】「研鑽」で語った昨季最終戦での涙の理由「矢野コール」に心震えた夜」
野球の話もしたいと思います。10月14日、ヤクルトに敗れてCSファイナルステージ敗退が決まった後、取材中に涙が止まりませんでした。とにかく、悔しかった。やっぱり、(前監督の)矢野さんがそれまでやってきた野球が、監督を辞めるとなると否定されていたように感じていたから。僕は信じてきてやってきたけど、だからこそ、「なんでやねん」という思いもありました。
でも、あの神宮の夜、ファンの方からは「矢野コール」があって、今の阪神を見たいと思って来てくれる人が、これだけいるんだと感じました。すごく、なんていうのかな、うれしかったというか、ホッとしたというか。監督が代わりそうな時、チームがダメな時はたたかれる。そういう世界なんだなとあらためて知りましたけど、それで野球をやっているかって言われるとそうじゃないです。ベースにあるのはファンの方だし、自分自身。今日来てくれる人、応援してくれる人を信じたらいいんだなと肌で感じることができました。
今季、5年目を迎えます。特別なことはないですが、ただ、こういう打球を打ちたいとか、自分が求めていることをやりたいと思っています。個人としての目標は、ずっと言ってきている200安打。これは達成するまで、変わらないんじゃないかなと思います。今のこの時代で200安打は、まあ難しいと思っています。達成したのは日本野球史の中で6人だけですよね。そう考えると、目標としては、それぐらい言ってもいいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fce6c1b44cd7a196037d4c6ca5b76961fc578f8