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【韓国】IT大国は過去 超高速通信速度が世界34位に後退
1/3(火) 11:55配信
聯合ニュース
【ソウル聯合ニュース】超高速インターネットの通信インフラで、数年前まで世界トップレベルだった韓国の競争力が急速に低下していることが3日、ネットの通信速度計測アプリ「スピードテスト」を運営する米Ooklaの調べで分かった。2022年11月時点で韓国の固定ブロードバンドの平均ダウンロード(下り)速度は171.12メガビット毎秒(Mbps)で、世界34番目だった。
IT大国とされる韓国だが、19年の2位から20年が4位、21年が7位と徐々に順位を落としている。韓国知能情報社会振興院の22年版白書に引用されたスピードテストの調査結果によると、22年8月に韓国は210.72Mbpsで世界19位だった。そこから数か月でさらに順位を落としたことになる。
昨年11月時点で固定ブロードバンドの平均ダウンロード速度が最も速かった国はモナコ(320.08Mbps)で、次いでシンガポール(295.78Mbps)だった。動画投稿サイトのユーチューブから2時間の映画を最高画質でダウンロードする場合、モナコは平均1.87時間、韓国は3.5時間それぞれ要する計算だ。
ただモナコとシンガポールは国土面積が小さい都市国家で、人口、国土面積とも一定規模以上の国の中ではチリ(291.62Mbps)が最も速い。中国(276.10Mbps)とフランス(272.94Mbps)も上位に入った。
韓国の業界関係者は、比較的早期に超高速ネットワークを構築した韓国が光ファイバーと同軸ケーブルを組み合わせるなどしたのに対し、後発国はより高速の光ファイバーケーブルでネットワークを構築した点を要因に挙げた。韓国の順位は下がったものの、動画視聴などでユーザーが不便を感じるようになったわけではないとの認識も示した。
一方で、仮想現実(VR)コンテンツなどの増加に伴いさらに超高速、超低遅延の通信が求められるようになれば、各国の通信速度の差がコンテンツ体験の格差につながるとも指摘される。
スマートフォンなどのモバイル回線の場合、22年11月時点で平均ダウンロード速度はアラブ首長国連邦(UAE)が1位、カタールが2位で、韓国は3位につけた。1年前に比べると1ランクダウンした。
ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f106491fcf4d116968bfaec00f4c0b758e83338