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チェルシーが三笘薫、堂安律をターゲットか 日本人選手に白羽の矢
世界最高峰のリーグと言われるプレミアリーグの中で、チェルシーはこれまでアジア人選手の獲得には消極的だったが、今回の移籍市場ではにわかに風向きが変わってきている。
サッカー事業に携わる大手広告代理店関係者は「以前は実力的にアジア人選手が疑問視されていたが、近年は韓国のFW孫興民(ソン・フンミン=トットナム)や日本人選手も活躍する例が増えてきた。ビッグクラブは特にアジアのマーケットも重要になってくるので、乗り遅れまいと積極的になってくるだろう」と指摘する。
これまでもチェルシーは日本人選手の獲得を試みたことはあったが、即戦力としては見込んでおらず話がまとまらなかった。しかし、マンチェスター・ユナイテッドで活躍したMF香川真司(シントトロイデン)を始め、最近はDF冨安健洋がアーセナルで即レギュラーを奪取し、MF南野拓実(モナコ)もリバプールで一定の実績を残した。特に市場の大きい日本の選手が活躍すればピッチ内外で大きなプラス効果が計算できるだけに、チェルシーも優先課題としているのだ。
さらに昨年、ロシア人オーナーのロマン・アブラモビッチ氏からクラブを買収した米国人実業家のトッド・ボーリー氏は、経営的観点からアジア市場を重視していると言われている。
加えて追い風となったのが、カタールW杯でのアジア勢の躍進だ。特に森保ジャパンは、優勝候補のドイツやスペインを撃破。世界中に大きなインパクトを与えたことで、主力は注目株となっている。「人気と実力を兼ね備えたMF三笘薫(ブライトン)やMF堂安律(フライブルク)は格好のターゲットになるのではないか」と同関係者は分析する。
三笘は今季からプレーするブライトンですでに活躍しており、W杯後も昨年12月31日の首位アーセナル戦で1ゴールをマークするなど評価はうなぎ上り。ドイツとスペインからゴールを奪った堂安もアーセナルなどプレミア勢からの関心が取りざたされており、チェルシーも参戦しそうな雲行きだ。
チェルシーはここまで上位争いに絡めず苦戦を強いられているだけに、起爆剤としても日本人選手の獲得に注目が集まりそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/04bd418ac1c8514c55a4022f14e385aab5012a6e