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『箱根駅伝』たすきリレーには何メートル使っていいのか、中継所のどれくらい手前から外して走れるのか?
https://www.yomiuri.co.jp/hakone-ekiden/news/20221223-OYT1T50158/
箱根駅伝の象徴ともいえる「たすき」。出場チームにとっての「命」であり、学校の名誉も背負ったチーム全員の思いをスタートからゴールへとつなげる大切なものだ。
日本陸上競技連盟駅伝競走規準では第9条に「たすき」という項目があり、たすきは布製で長さ1メートル60~80、幅6センチを標準とすると、書かれている。
中継所でのたすきの受け渡しについてもルールがある。たすきを渡す前走者が両区間の境目に引いてあるライン(中継線)に到達したのち、その中継線から進行方向へ20メートルのところに引かれた白線までの間で、手渡しをしなければいけない。つまり、陸上トラック競技のリレーでいう「テイク・オーバー・ゾーン」(バトンゾーン)があるわけで、中継線の手前で投げ渡すなどの行為は失格の対象となる。
ランナーは、たすきを肩から斜め脇下にかけて走らなければならない。ただ、中継所が近づいてくると、当然ながらたすきを外して片手に持って走り、受け渡しに備えることになる。これについても、前述の駅伝競走規準にルールがある。「前走者がたすきを外すのは中継線手前400メートルから、次走者がたすきをかけるのは中継後200メートルまでをおおよその目安とする」
箱根駅伝では、たすきに大学名、校章、大学を示すマークを表示することができるが、それ以外の記載はできない。特に企業のロゴや商標の表示は、厳格に禁じられている。
繰り上げスタートのたすきは、大会本部が用意する黄色と白のストライプ柄を使用する。ただし、往路最終の5区と復路最終の10区については、各チーム独自のたすきを使用することができる。