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今年で35周年!「1988年に新連載」となった“少年ジャンプの伝説的名作たち”を振り返る
今年で35周年!「1988年に新連載」となった“少年ジャンプの伝説的名作たち”を振り返る 2023年に35周年を迎えるのが、1988年に新連載となった『週刊少年ジャンプ』の名作たちだ。この年は長年ジャンプ黄金期を支えていた『北斗の拳』と… (出典:ふたまん+) |
2023年に35周年を迎えるのが、1988年に新連載となった『週刊少年ジャンプ』の名作たちだ。
この年は長年ジャンプ黄金期を支えていた『北斗の拳』と『キャプテン翼』、前年には『キン肉マン』が完結していた。
■令和の今ならあり得ない?!
下ネタ満載のギャグ漫画『ジャングルの王者ターちゃん』
(のちに『新ジャングルの王者ターちゃん♡』に改題)は、1話完結のギャグ漫画としてスタートした。
令和の現在では考えられないような下ネタが、少年誌にこれでもかというくらい登場する。
しかも、シリアスな話の流れのなか、急に挟んでくるあたりが素晴らしい。
もちろん、それ以外でも笑いが起きる要素はたくさんあり、筆者も腹筋崩壊レベルで笑わせてもらったものだ。
その後、バトルが全面に押し出されてきてからも変わらず面白い。登場人物も個性豊かで、妻のヂェーンを始め、相棒のエテ吉、弟子のペドロなども、“ターちゃんファミリー”として盛り上げてくれた。
面白かったシーンはあり過ぎて語れないほどであり、当時の読者たちもそれぞれ爆笑シーンは異なるだろう。筆者的にはヂェーンとの絡みが一番楽しかった。
ヂェーンは元トップモデルながら、ターちゃんと結婚後は激太りで恐妻家。ターちゃんよりも腕っぷしが強かったりもする。
十二神将(昆虫戦士)編では未来からきたスレンダーな美少女に対し、「ねえみんな この子あたしにそっくり」とヂェーンが驚いたように言うが、「中国は五里山の山中に笑いがこだました」とあるように、ターちゃんやアナベベたちは大笑い。その後の展開は言わずもがな……。