阪神の育成Ｄ１位・野口恭佑はマイ・ダンベル持参で入寮予定　自室にもトレーニング器具を置く！

阪神の育成ドラフト１位・野口恭佑外野手（２２）＝九産大＝が３０日に長崎県内で自主トレを公開し、来年１月の「虎風荘」入寮で〝マイ・ダンベル〟を持ち込む予定であることを明かした。常に鍛えられる環境を整え、いち早く支配下契約を勝ち取ってみせる。

年明け早々「虎風荘」では新人選手の新生活がスタートする。育成Ｄ１位・野口は、マッチョ化計画遂行のための生活空間を思い描いた。

「バーベルは４０キロぐらいのものを買って、ダンベルは２０キロぐらいのものを２つ持っていきます」

虎風荘は目の前に球団の最新鋭トレーニングルームがある。にもかかわらず、自室に筋トレグッズを持ち込むのは極めて異例だ。同期の中で負けていないことは「ウエート（トレーニング）の量」と言い切るほど、筋トレが大好き。何より支配下契約を勝ち取ることへの気合がにじみ出た。

自主トレでは振る力を強化するためにロングティーなどに取り組みつつ、筋力アップも欠かしていない。

「入ってからが勝負。一日もムダにせず、しっかりと自主トレからアピールできるように準備しています」

強打が自慢の右打者。入団時の体力測定でトップクラスの数値をたたき出し、育成ながら非凡なポテンシャルの持ち主であることも証明した。２桁背番号を勝ち取り、岡田虎の力となる。（須藤佳裕）

■野口　恭佑（のぐち・きょうすけ）

２０００（平成１２）年７月１７日生まれ、２２歳。長崎・雲仙市出身。小１でソフトボールを始め、千々石（ちぢわ）中では軟式野球部。創成館高では３年春夏に甲子園出場。九産大を経て２３年育成Ｄ１位で阪神入団。支度金２００万円、年俸３００万円。１８０センチ、９０キロ。右投げ右打ち。背番号「１２１」