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【仮想通貨】テスラ、保有ビットコインの約75%を売却 [ムヒタ★]
Teslaは2021年2月、米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で、15億ドル(現在のレートで約2080億円、以下同じ)相当のビットコインを購入したことを明らかにした。これが仮想通貨に対する市場の熱狂の一因となり、ビットコインの価格は2020年12月のおよそ2万ドル(約280万円)から、2021年3月には6万ドル(約830万円)にまで跳ね上がった。一時は、Teslaが保有するビットコインの価値が20億ドル(約2770億円)に達していたほどだ。同社はビットコインの購入を明らかにした2021年のSECへの提出書類で、「現金について、さらなる多様化とリターンの最大化につながる柔軟性を得る」ことが当初の目的だったと述べている。
しかし、仮想通貨の価格は2021年の高値から急落した。ビットコインは2022年初めから48%下落し、ビットコインに次ぐ規模の仮想通貨であるイーサリアムも2022年1月1日との比較で57%下落している。Teslaによるビットコインの売却が、キャッシュフローを維持する必要に迫られて行われたものなのか、ビットコインや仮想通貨全般に対する信頼の失墜を反映したものなのかは議論が分かれている。20日の決算報告書によると、Teslaの保有する現金は6億2100万ドル(約860億円)とされていることから、9億3600万ドルを捻出したビットコイン売却がなければ、同社のキャッシュフローはマイナスになっていただろう。
Teslaの最高経営責任者(CEO)を務めるElon Musk氏は、ビットコインや仮想通貨のコミュニティーから支持されているものの、過去には仮想通貨技術を持ち上げたこともあれば、批判したこともある。
以前にも、Teslaが同社の電気自動車を購入する際の決済手段としてビットコインを受け付けると発表したが、その後Musk氏はこの決定を撤回し、環境への懸念からビットコインによる支払いの受付を停止すると述べた。「仮想通貨はさまざまなレベルで素晴らしいアイデアであり、期待できる未来があるとわれわれは考えているが、環境に多大なコストをかけてまで実現するべきではない」と、当時のMusk氏はツイートしている。
2022年07月21日 12時04分
https://japan.cnet.com/article/35190735/
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