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箱根ランナーも市民ランナーも、なぜ「走る」ことに魅了されるのか。 箱根本戦を決めた城西大学男子駅伝部を訪れる。
HOUYHNHNM 2022.12.8
正月、新春の陽光に照らされた東海道箱根路で、学生ランナーたちがタスキをつなぐ青春ドラマが繰り広げられます。10月の予選会を堂々3位で通過し、来年1月2日・3日の箱根駅伝に2年ぶりに出場する城西大学男子駅伝部。11月のとある日、埼玉県坂戸市にある彼らのグラウンドに、「フイナム ランニング クラブ♡」の牧野英明さんと訪れました。
今回は牧野さんをインタビュアーに迎え、監督とキャプテンそれぞれに、予選会の裏側や正月に向けた意気込み、目標などについて対談を実施。さらに、学生エリートランナーと市民ランナーの共通点である「走る」という、一見すると単純なスポーツにある難しさや魅力について語ってもらいます。2本仕立てとなる本記事の前編では、城西大学男子駅伝部を長年指導してきた櫛部静二監督が登場。
予選会3位通過の裏側。
牧野:櫛部監督! 今日はどうぞよろしくお願いします。ぼく、世の中のスポーツのなかで箱根駅伝が一番好きなんです。
櫛部:そうなんですね! それは嬉しいです。
牧野:ぼくのなかで城西大は箱根の常連校という認識だったので、前回の箱根駅伝出場を懸けた予選会では15位で本戦出場を逃してしまい(正月の本戦出場は10位まで)、城西大がまさか…… と思いました。なので、そのチームが今年10月の予選会を3位通過したことにはビックリしましたね。今年の3位通過に対する評価はどうですか。
櫛部:3位という結果は予想以上に良かったと思います。ただ、あくまで予選ですから。大事なことは、本戦への切符を勝ち取ることです。
牧野:今年の予選会当日は気温が上がりハードなコンディションだったと思いますが、何か戦略は立てましたか?
櫛部:はい、過去にも気温が上がった予選会で思うような走りができずに敗退したことがあり、その教訓を活かして、夏合宿のときから、さまざまな気象条件のなかで暑さ対策に取り組んできました。そして、過去の予選会の気温と湿度データから2016年のコンディションに近いと想定して、当日の戦略を立てました。
牧野:具体的にどんな戦略だったんですか?
櫛部:タフなレースだからといって序盤から自重することなく、気温が上昇する前にある程度速いペースで走って、貯金をつくる走り方を指示しました。結果、前半から通過圏内に入り、終盤も順位を上げながら走り切ってくれましたね。
牧野:なるほど。戦略通りだったんですね。
櫛部:はい、ピタリとハマった感じでした。
牧野:堂々の予選通過! 本戦に向けても期待できそうですね。
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