【サッカー】「UEFAのけ者」ロシア、「AFC転籍」投票が31日…アジアサッカー版図に変化か

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【サッカー】「UEFAのけ者」ロシア、「AFC転籍」投票が31日…アジアサッカー版図に変化か

1: 昆虫図鑑 ★ 2022/12/29(木) 18:49:11.71 ID:i7v3LTmD
ウクライナ侵略戦争以降、国際サッカー界から「のけ者」になったロシアが環境の変化を通して突破口を開こうとしている。事実上すべての大会出場の道がふさがった欧州サッカー連盟(UEFA)を離れ、アジアサッカー連盟(AFC)で新たにスタートする案を考慮している。

ロシアサッカー協会(RFU)がUEFAを脱退してAFCに転籍する案をめぐり、31日に執行委員会で投票が行われる。ロシアサッカー協会のアレクサンダー・デュコフ会長は「我々は欧州大会に出場する基準が整わなかった。国際大会に参加さえできるのなら他の方法を考えなければいけない」とし「欧州舞台にとどまることのメリットをよく知っているが、まずは選手たちがプレーすることが重要だ。いま決定を下さなければ(ロシアは)次の4年間も国際大会に出場することができない」と述べた。

続いて「ロシアのサッカークラブの半分以上がAFCへの転籍を支持している」とし「アジアは40億人の人口を背景に急速に成長している巨大市場」と強調した。

ロシアはウクライナ侵攻以降、国際オリンピック委員会(IOC)傘下のすべてのスポーツ種目から事実上追放された。サッカーも同じだ。カタールワールドカップ(W杯)欧州予選の途中に参加資格を喪失し、2022-23シーズンUEFAネーションズリーグおよび2024欧州選手権大会(ユーロ2024)の組み合わせ抽選でも排除された。従来のUEFAバウンダリー内で戦争対象国のウクライナと直接・間接的に接触しにくいロシアはこの際、欧州を離れてアジアで新たにスタートすることを考慮している。ロシアは領土が欧州とアジアに幅広くまたがっているため、地政学的に所属大陸を移すことに問題はない。

ロシアサッカーが欧州を離れてアジアに転籍しようとするのは、アジアから欧州に転籍したイスラエルのケースと似ている。かつてイスラエルはアジアサッカーの強豪だったが、政治、宗教的な理由で紛争が続いていた中東国家と各種国際大会で頻繁に接触するため所属大陸を欧州に移した。ホーム&アウェーで対戦する過程で発生しかねない不祥事を防ぐための決定だ。

オセアニアサッカー連盟(OFC)所属だったオーストラリアがAFCに転籍したのも先例だ。OFCにW杯本大会行きチケットが0.5枚しか配分されず本大会出場が難しかったオーストラリアは、2006年にAFCへの転籍を決定した。それ以降、アジアに配分されたW杯出場枠を活用して本大会の舞台を踏んでいる。

アジアオリンピック評議会(OCA)がロシアに対して前向きな立場を表した点も、ロシアサッカー協会の決断を促した側面がある。最近OCAは「ロシアとベラルーシに対するIOCの懲戒を尊重するものの、この国の選手たちがアジアの大会に出場する場合、最大限の出場機会を保障する」という立場を明らかにした。ロシアがアジアスポーツの舞台に合流すれば、OCAとAFCの立場で発言権を高める機会になる可能性がある。

4年前のロシアW杯で8強入りしたロシアは、アジアに合流する場合、最強を争うほどの実力だ。韓国もロシアと2回対戦して1敗1分けと、一度も勝利していない。FIFAランキングは37位と、日本(20位)、イラン(24位)、韓国(25位)、オーストラリア(27位)より低いが、戦争の余波でAマッチをしていないのが順位下落の主な理由だ。

W杯本大会進出をかけた競争に及ぼす影響力はそれほど大きくない。2024年に北中米3カ国(カナダ・米国・メキシコ)が共同で開催するW杯の場合、本大会出場国が従来の32カ国から48カ国に増え、各大陸別の出場枠も拡大するからだ。従来4.5枚だったアジアの本大会行きチケットは8.5枚に拡大する。アジア3位圏で競争する韓国にはロシアが加わっても本大会行きを心配するほどではない。

ただ、アジアカップ、アジア競技大会など大陸内のメジャー大会では地殻変動が避けられない。2024年1月にカタールで開催される次のアジアカップで1960年以来64年ぶりの優勝に挑戦する韓国にとってロシアは大きなヤマとなる可能性が高い。

変数はFIFAの反応だ。ロシアがUEFAを離れてAFCに加入するという決定を下しても、FIFAがこれを受け入れなければ効果はない。ロシアがウクライナ侵略戦争をやめない状況で変化を模索することが、FIFAからは懲戒を回避するための手段と見なされる可能性が高い。

中央日報
https://japanese.joins.com/JArticle/299378


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