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「まだイノウエのレベルではない」無効試合から一転KO勝ちのカシメロ、“次なる照準”は?
赤穂亮との一戦はノーコンテストから一転、2回KO勝ちとなった
世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)がボクシング界で存在感を強める一方、
かつて同級のWBOベルトを保持し、対抗王者として君臨していたジョンリエル・カシメロ(フィリピン)も次なるターゲットに狙いを定めているようだ。
【動画】ノーコンテストから一転KO勝ちとなったカシメロvs赤穂戦をチェック!
現地時間12月3日には、韓国開催のスーパーバンタム級ノンタイトル戦でWBO同級8位・赤穂亮(横浜光)と対決したカシメロ。
2回途中、相手の後頭部にパンチを当て、ノーコンテストとなっていたこの試合だが、
21日には、主催の『TREASURE BOXING PROMOTION』により、カシメロの2回KO勝ちと裁定が変更された。
同発表を受け、フィリピンのメディア『Rappler』は25日、「ノーコンテストからKO勝利となったカシメロがメキシカンに照準」とのタイトルで記事を掲載。
プロ戦績を32勝4敗(22KO)とした母国戦士について、「自身を122ポンド(スーパーバンタム級)の正当な脅威として位置付けてみせた」と紹介しつつ、今後の動きを展望している。
さらに記事内では、階級上げを明言した井上の存在にも触れられており、「アカホに勝利したが、まだイノウエのレベルには達していない」との指摘。
その上で、カシメロの次なる対戦候補としては、元世界2階級王者、WBC世界スーパーバンタム級1位のルイス・ネリ(メキシコ)を挙げ、
「カシメロ陣営は、ネリとの対戦を模索しているとされる」と伝えた。
また、23日に英スポーツラジオ局『talkSPORT』が掲載した記事で、「この男(井上)には誰も勝てないだろう」などと語った米興行大手『Top Rank』のボブ・アラムCEOによるコメントを引用すると、
「118ポンド(バンタム級)で倒すべき相手がいなくなったイノウエは、122ポンドに攻め込むつもりだ」とあらためて報じている。
現在、WBC、WBO王者のスティーブン・フルトン(米国)、WBAスーパー、IBF王者のムラドジャン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が、
主要4団体のベルトを分け合っているスーパーバンタム戦線。井上、カシメロらが階級を上げてきたことにより、ますます混沌としていきそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f854826323ffc35e754696deaab887b6d858fc70
12/26(月) 6:30 Yahoo!