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【韓国】「文大統領批判ビラ」散布した罪…野党「大統領が国民を告訴した前代未聞の出来事」
29日、野党「国民の力」のファン・ギュファン常勤副報道官は「民主主義は消えて文主主義だけが残った」として批判した。ファン副報道は「侮辱罪は親告罪なので大統領が国民を告訴した前代未聞の出来事が起こった」とした。
また「『大統領のことを悪く言って気持ちが晴れるならそれも良いこと』と言っていた大統領はどこへ行ったのか」とし「政権に対する批判に対して猿ぐつわをはめた」と鋭く批判した。あわせて「国民に対する弾圧を直ちに中断し、事件に対する立場を直接明らかにして謝罪せよ」と促した。
「国民の力」青年非常対策委員も批判に参加した。キム・ジェソプ非常対策委員はこの日、党非常対策委員会会議で「前日私と同年齢のある青年が文大統領を批判するビラを散布した容疑で検察に送検された」とし「青年が大統領侮辱罪で起訴される状況に置かれた」と話した。
キム非常対策委員は「私もこの席でチョ・グク元法務部長官の娘チョ・ミンさんを公開的に批判して名誉毀損容疑で警察に立件された」とし「本当に息が詰まる世の中」と話した。
あわせてキム非常対策委員は「文大統領は当選前は大統領を侮辱する程度は表現の自由カテゴリーに含んでもかまわないと言いながら、大統領を侮辱して気持ちが晴れるなら良いことだと言った」とし「だが、実情は大統領と権力者を批判すれば『最高尊厳』冒とくで処罰を受ける」と皮肉った。また「青年・老人問わず、脅迫の時代になった」と批判した。
チョン・ウォンソク非常対策委員も「一体いつから大韓民国最高権力者は本人のことを悪く言う一人の若者に対して幼稚で偏狭な対処をするようになったのか」とし「大統領を悪く言ってストレスが解消されるならば聞くことができるという盧(武鉉)元大統領の配慮が本当に懐かしい」とした。
チョン非常対策委員は「残念なことに今回の事件を通じて、大韓民国大統領の器は醤油皿にすぎなかったことを目撃してしまった」とし「永遠に権力に酔いしれて初心に返れない文大統領の彷徨が一日も早く終止符を打つよう願う」と批判した。
ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)警察署は今月8日、キム・ジョンシク氏(34)側に起訴意見で検察に送検することにしたことを知らせた。
キム氏は2019年7月、国会噴水台周辺で文大統領ら与党要人を批判するビラをばらまいた容疑(大統領文在寅等に対する侮辱)で取り調べを受けてきた。侮辱罪は親告罪なので被害当事者側の同意がなければ処罰ができない。
ヤフーニュース(中央日報)
https://news.yahoo.co.jp/articles/61ae99477400e46685a6fef64ad64eb0834b81ad