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透明なカエル「グラスフロッグ」は、睡眠時に赤血球を肝臓に隠して透明度を上げていた
透明なカエル「グラスフロッグ」と呼ばれるアマガエルモドキ科(学名 Hyalinobatrachium fleischmanni)のカエルは、内臓が透けて見えるほど透明な皮膚を持つことで知られている。
普段から骨や内臓などが見えてしまう透明な体だが、新たな研究によると眠るときはもっと透明になるのだそうだ。
その方法もすごい。なんと体を流れる血液(赤血球)を肝臓に隠してしまうのだという。
『Science』(2022年12月22日付)に掲載されたこの研究は、ただカエルへの好奇心をくすぐるだけでなく、血栓症や脳卒中のような血液の詰まりに関係する病気の新たな治療法にもつながるかもしれないそうだ。
眠っているときはさらに透明度を上げ外的から身を守る。
睡眠時に赤血球を肝臓に隠して透明度を上げていた。
グラスフロッグは夜行性のカエルで、夜は暗闇に溶け込み活動する。
太陽が昇ればお休みの時間だ。葉っぱの上で丸くなって、緑色の色素で周囲に溶け込む。