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羽生結弦「驚愕の経済効果」 東京ドーム公演は最安値でも2万3100円、桑田佳祐の2倍超!
羽生結弦
「Yahoo!検索大賞」の大賞に輝いた羽生結弦(28)。「今年の顔」ということだ。その羽生が来年2月には東京ドームで単独公演「GIFT」を開催することが決まった。宇野昌磨(24)、山本草太(22)、三浦佳生(17)ら若手も育ち、快く7月に競技の第一線から退くことを表明したが、すさまじい人気は衰えるところを知らない。
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東京ドームでのアイスショーは2月26日に開催される。羽生本人は「今まで応援してくださった方々への贈り物」と説明しているが、GIFTには「天から与えられた才能」の意味もある。五輪2連覇、歴代最高得点、史上初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)への挑戦、その才能はもはや疑いようもない。
驚くのは、東京ドーム公演の内容。一夜限りのステージのためにドーム球場に氷を張るというのもさることながら、SS席2万7500円、最も安いA席(2階スタンド)でも2万3100円という破格の入場料金。11月に行われた「KISS」の公演でも最高席は2万5000円、12月の桑田佳祐は全席1万1000円であることを考えれば、2万7500円がいかに破格かが分かる。当日は外野席の一部を除いて約4万席が開放されるため、チケット収入だけで10億円となる。さらに会場での物販の売り上げが同程度見込まれており、後日には公演DVD、書籍、写真集の販売も予定される。
羽生はこのドーム公演に先立って「横浜公演」も行っており、その際は立ち見席でも1万9000円だった。それでも“ひと目見たい”というファンは多く、さらにこの熱狂の模様は元日にテレ朝チャンネル1(CS)で、なんと12時間ぶっ通しの「羽生結弦スペシャル特番」(午前11時11分~午後11時11分)の中で放送される。また12月2、3、5日の「八戸公演」は現地の宿泊予約が大幅に増加したほか、東北新幹線「はやぶさ」が本数を増やす異例の対応がニュースになったほどだ。しかも遠方で行けないファンのため北海道から沖縄まで全国77カ所でライブビューイングまで実施された。
「羽生結弦のファンはとにかく“熱狂的”であるという特徴があります。ファンによる彼の呼び名である“ユズ”をもじってユズリストと言われますが、それが世界中にいるのです。私は石原裕次郎や長嶋茂雄という昭和の大スターも見てきましたが、彼らがどこか遠い世界の手の届かないスターであったのに対し、羽生はYouTube配信もあって距離感が近い。ファンが熱狂するはずです」(芸能リポーター・石川敏男氏)
東和薬品は反響の大きさにニンマリ
熱狂的なファンが世界中に(C)日刊ゲンダイ
羽生のもたらす経済効果は企業にとっても計り知れない。まずはコーセーのスキンケアシリーズ「雪肌精」。2021年3月期の売り上げが124億円とコロナ前の19年3月期に比べ半減していたが、今夏に羽生を使ったCMが放映された途端に売り上げが急上昇。34カ月ぶりに前年比プラスに転じている。同社の小林一俊社長も「今まであまり獲得できていなかった男性からの問い合わせや購入が増えている」とコメントしている。