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「期待に応えたい」横山和生、有馬記念ファン投票歴代最多ダントツ1位『タイトルホルダー』と偉業に挑む
主役はタイトルホルダーだ。今年に入って天皇賞・春、宝塚記念とG12勝を飾った4歳馬は、有馬記念歴代最多の得票数を集めてファン投票1位となった。初の海外遠征となった前走の凱旋門賞こそ11着も、名誉挽回に向けた調整は順調。
1年前の同レースからコンビを組む横山和生騎手(29)=美浦・フリー=も目をぎらつかせている。
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意気に感じていた。ファン投票1位となったタイトルホルダーの得票数は、昨年のエフフォーリアが記録した有馬記念歴代最多の26万742票をはるかに上回る36万8304票。ファンの高まる期待は重圧にもなるが、横山和は「すごい票数ですよね。また、有馬記念という舞台に立てるということは、すごく幸せです」と目を輝かせた。
コンビ結成は、ちょうど1年前の有馬記念。そのときこそ5着に敗れたが、その後は快進撃を続けた。日経賞を勝ってG1に挑むと、天皇賞・春、宝塚記念と立て続けに圧巻の強さを披露。秋初戦の凱旋門賞は欧州の重馬場に苦しんで11着に敗れたが、パートナーへの信頼は揺るがない。
「期待に応えたいですし、そういう走りをしてくれるはずです。楽しみですし、タイトルホルダーらしさを出せるように頑張っていきたい」と意気込む。
大一番に向けての調整も順調だ。15日に行われた美浦Wでの1週前追い切りは自らまたがって5F66秒9―37秒6―11秒5。
海外遠征による疲労が心配される中、「折り合いを確かめつつ、どういう気持ちで走っているか、4コーナーで出した時の対応など、一つ一つ確かめながらでしたが、折り合いはうまくついたと思う。ラスト100メートルはもう少し躍動感が欲しかったけど、馬場を考えれば動いていますし。不安要素はなく、海外帰りからここまで来てくれたのはすごく良かった」と振り返った。
勝てば2020年のクロノジェネシス以来、史上12頭目となる同一年の春秋グランプリ制覇、さらに有馬記念史上初となる弟・武史(21年エフフォーリア)との兄弟制覇となる。
そして年間G13勝となって年度代表馬にも近づくが、「終わったあとに付いてくるものなので。集中していきたい」とキッパリ。「すごい舞台にくる馬ばかりだから、それぞれに大きな武器があります。他の馬に気を取られないように、タイトルホルダーとの走りに集中したい」。国内では5戦5勝という逃げの戦法に出るのか、それとも…。頼れるパートナーと呼吸を合わせ、偉業に挑む。
中日スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b69dd24f3eda222c82af82ba7d6441038931d47